2016年02月01日

一方通行「イジメに遭ってるだァ?」美琴「…………うん」 1/2

1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/24(月) 23:54:16.35 ID:cgjBL0cM0

とあるファミレス


一方「……………………」

美琴「……………………」

一方「…………いや、それで何がどうなったら俺に相談なンつー結論になンだお前」

美琴「…………なんでだろ?」

一方通行「イジメに遭ってるだァ?」美琴「…………うん」
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1319/13194/1319468056.html




一方「帰りますゥ」ガタ

美琴「待って待って、お願いだから!」ガシッ

一方「チョーカー引っ掴むんじゃねェェェェ!! お前コレ俺の生命線なンだからな!?」

美琴「あ、ごめん」ヒョイ

一方「ゲホッ、カハッ!! …………で? どうして俺ンとこ来た?」

美琴「番外個体が『ぼっち体験豊富な第一位サマなら妙案を出してくれるかも☆』って」

一方「番外個体ォォォォォ!!!!!!!!!!」


注意事項

※タイトル詐欺
※時系列その他もろもろの設定が崩壊
※ほのぼの、濃厚なカップリング要素皆無
※  タ  イ  ト  ル  詐  欺(大事なk

3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/24(月) 23:57:59.03 ID:cgjBL0cM0

一方「大体てめェ、いつの間に番外個体と接触してやがった」

美琴「セブンズミストで打ち止めと買い物してたらばったり」

一方「簡潔な説明ありがとうございますゥ」

美琴「あの二人って仲良いわよね」

一方「クソガキがよ、やけに姉貴ぶるンだよな」

美琴「番外個体もさ、妹扱いされてまんざらでもなさそうなのよ。口では『はあ!? ミサカがあんたのお姉さんでしょJK』とかプンスカしてるんだけど、素直じゃないわよねぇ」クスクス

一方(…………そりゃてめェから貰ったDNAのせいだよ)

美琴「何か言った?」キョトン

一方「別にィ」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/24(月) 23:58:49.03 ID:cgjBL0cM0

一方「つうか本題投げ捨ててンじゃねェよ」

美琴「ああそうそう、相談しに来たんだった」

一方「忘れるぐらいなら大したこっちゃねェンだろ、じゃあ帰るわ」ガタ

美琴「お願い、私を見捨てないで!」ガシッ

一方「ハン!! この俺が二度も同じ手にかかるような間抜けに…………って杖ェェェ!?」スッテンコロリン

美琴「砂鉄カーペットー」シャラララン

一方「痛って……くねェな。どういう原理だこりゃ」

美琴「大丈夫?」ツンツン

一方「安否確認するぐらいなら初めからやンじゃねェ!! …………いや、それ以前にこの大量の砂鉄はどっから持ってきやがった」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/24(月) 23:59:45.45 ID:cgjBL0cM0


ヒュン


白井「お姉さまの為ならたとえ火の中水の中草の中森の中、ですわ!!」

一方「土の中から砂鉄集めてきた、と。で、コイツ誰だ」

美琴「私の中学の後輩」

白井「お初にお目にかかりますの第一位様。風紀委員所属の『空間移動』、白井黒子と申します。雲の中だろうとお姉さまのスカートの中だろうと一声頂ければ参上いたしますわ!」

一方「変態枠用の人材か……」

白井「戦闘要員からツッコミ要員、果ては百合要員まで幅広い活躍をご期待下さいませ」

美琴「もう帰っていいわよアンタ」

白井「えっ」

美琴「帰っていいっていうか、帰ってくんない? 常盤台が変態の巣窟だと誤解されかねないし」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/25(火) 00:00:41.14 ID:GX/8Sj2e0

白井「お姉さま、そのような殺生な事を仰らないでくださいまし! 黒子はお姉さまの頼みとあらば粉骨砕身、タクシー代わりに使っていただいても」

美琴「あ、そんじゃよろしく」

白井「え?」

美琴「これから一方通行に私のイジメ現場を目撃させるから、ちょっとその辺の大通りまでお願い」

一方「なに勝手に決めてンだおい」

白井「え、え?」

美琴「ああ黒子、やっぱりイザという時に頼りになるのは黒子よね」キラキラ

白井「お任せ下さいませ!!」ビシッ

一方(扱い慣れてンなァ)
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/25(火) 00:01:59.37 ID:GX/8Sj2e0

大通り


ヒュン


一方(結局惰性で着いてきちまった)

美琴「それじゃあ私は適当に辺りをブラブラするから、それとなく観察してて?」

白井「あ、あの、お姉さま? いまさらですが『イジメ現場』というのはどういう事ですの? まさかまたあの殿方を追い回そうとなさってるのでは」

一方(殿方?)

美琴「やーね違うわよ、イジメられるのは私の方。ここ最近いやに突っかかってくる連中がいてさ」アハハ

白井「なななな、なんですって!? それは一体全体どこの不届きものですの!?」

一方「俺も興味があンな。一体全体どこのモノ好きがこんなちんちくりんに構うんだか」ハン
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/25(火) 00:03:42.62 ID:GX/8Sj2e0

美琴「む、失礼ね…………まあ見てればわかるわよ。アイツら私が人通りの多い所歩いてるとすぐ向こうから来るから」

一方「それただのストーカーじゃねェか」

白井「ぬわあああああああんですってぇぇぇえええええ!!!?? お姉さまをストーキングしてよいのはこの黒子だけの特権ですのにぃぃぃぃ!!!!」

一方「ドラスティックな特級階層に位置してンなこのお嬢様」

美琴「黒子ごめん、もう帰ってくれない? あるいは首を括ってくれない?」

白井「その蔑んだ瞳が何よりの御褒美ですの!!」ハァハァ

一方「極まってンなァ、コイツ」

美琴「普段は悪い子じゃないんだけどね」

一方「ンなことどうでもいいから、さっさと行ってイジメられてこいや。こんな茶番さっさと終わらせて、帰って寝てェ」フワァ

美琴「ん、いってきまーす……………………そんな目の敵にされるような真似、した覚えないんだけどなぁ。でも、やっぱりしちゃったんだろうなぁ……」ハァ
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/25(火) 00:04:56.07 ID:GX/8Sj2e0

美琴「…………」テクテクテク



白井「流石はお姉さま、人込みを颯爽と行く姿も凛々しくそよ風に映えておりますの」パシャパシャパシャ

一方(まだ居たのかコイツ)

白井「フィルムがいくつあっても足りませんの」パシャパシャパシャパシャパシャパシャ

一方(これもある種のイジメじゃね?)

白井「さあ、暴漢はいずこから現れますの!?」

一方(大方下衆いチンピラスキルアウトだろ…………ン?)

白井「お姉さまに不埒な真似を働く輩など、風紀委員権限で即座にしょっぴ…………いて……」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/25(火) 00:05:49.78 ID:GX/8Sj2e0

食蜂「はぁい御坂さん、今日もひとりぼっちでお散歩ぉ? 孤高のレベル5気取りってのも大変よねぇ」プークスクス

美琴「…………色々と、あんたには言われたくない事だらけなんだけど」



一方「………………女だとォ? しかも何だ、あの痛々しいオーラ」

白井「しょ、しょ、しょ、しょしょしょ」

一方「ショタコン?」

白井「私はショタコン枠ではありませんの! それはもう一人のテレポーターの専売特許ですの!!」プンプン

一方「(どのみちテレポーターは変態ぞろいか)で、あの網膜に優しくねェ、視覚的に眩しい女はなンだ?」

白井「そ、そうでしたの! これは由々しき事態ですの!! まさか、まさかあの食蜂操祈がお姉さまを学外で襲撃するなどとは!!!」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/25(火) 00:07:18.22 ID:GX/8Sj2e0

食蜂「いつもは皆が世話を焼いてくれるからぁ、私だってたまには一人になりたいのぉ。 言わば能動的ぼっち! 受動的ぼっちのあなたとは違うのよ」プププ

美琴「ふーん……」



一方「あれは襲撃とは言わねェだろ」

白井「根も葉もない言い掛かりでお姉さまに精神的ダメージを負わせようとしている以上、学園都市迷惑防止条例違反ですの!!」

一方「俺がいま現在被ってる迷惑も何とかして下さいませンかァ」



美琴「………………」ズーン

食蜂「………………あー、うん。ま、まあ、その、で、でも……」モジモジ



一方「……おや? しょくほうのようすが…………?」

白井「進化して本性をあらわす腹積もりに違いありませんの!」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/25(火) 00:08:57.68 ID:GX/8Sj2e0

食蜂「み、みみみみ、御坂さんがどうしてもって言うならぁ、い、い、い、い、一緒に昼食でも」モジモジ

美琴「私さ、食蜂さんに嫌われるようなこと、きっと気付かないうちにしちゃったんだよね……」

食蜂「いかが…………へ?」

美琴「私さ、最近やっとわかったんだ。常盤台では皆の模範、第三位の超能力者『超電磁砲』を崩さないように張り詰めてて。やっと剥き出しの感情をぶつけられる相手を見つけたと思ったら、自分の気持ちに素直に向き合わずに長い事ツンツンビリビリして。本当に、子供よね」

食蜂「あ、あのぉ、御坂さん…………?」オソルオソル

美琴「そういうガキっぽさがきっと、人の心の機敏がよく見える食蜂さんにはバレバレで、イライラさせちゃったのよね」グス

食蜂「えっとぉ、私には電磁波バリアのせいで御坂さんの心は読めな…………ちょ、まさか泣いてないわよね!?」

美琴「今まで生意気な態度ばっかりでごめんなさい…………私のことが嫌いなのはどうしようもないと思うけど、せめて学校では、後輩に示しの付く『超電磁砲』でいたいから」ヒック

食蜂「違うの、違うの御坂さぁん!!」

美琴「こ、これからも、ご指導ご鞭撻のほどをよろしくお願いします、食蜂『せんぱい』。……失礼します!」ダッ

食蜂「がっ、はあああぁぁぁぁあ!?」ブシュー
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/25(火) 00:10:21.16 ID:GX/8Sj2e0

一方「………………」

白井「………………」

一方「……とりあえず、第三位を追うか」

白井「……ええ。あれは、放っておきましょう」チラッ



食蜂「うわ、上目遣い+涙目とかぁ!! 御坂さんちょっとぉ、私を萌え、萌え殺す気なのかしらあぁぁぁああぁ!?」ダンダンダン!!



一方(コンクリにガンガン額ぶつけてやがる)

白井(噴き出る鼻血をすぐさま紙縒りで押さえた点は、流石腐っても常盤台の女王ですの)

一方(お嬢様学校はじまってンなァ……)

31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/25(火) 23:42:27.87 ID:GX/8Sj2e0

美琴「………………………………はぁぁぁぁ」ズズーン



白井「悲嘆にくれる様もまた、夜空に煌めく北極星のごとき耽美さですの」パシャパシャパシャ

一方「意外に純心っつうか、純粋なアマだな」

白井「お姉さまほどのピュア・ハートは銀河系広しといえどもオンリーワンですの」パシャパシャパシャパシャパシャパシャ

一方「てめェの汚れきった欲望越しに覗けばそうなるだろうよ…………おら、次鋒のお出ましらしいぜ」

白井「むむっ、此度は何奴が私のお姉さまを!?」

一方「つっこまねェぞ、つっこまねェからな?」

白井「つっこむとかつっこまないとか、いやらしい御仁ですの」ポッ

一方「てめェの『自分だけの現実』にそっくりそのままお返ししてェわそのセリフ」



麦野「よう、第三位じゃん。今日は例のウニ頭のケツ追っかけないわけぇ?」ギャハハ

美琴「…………なんだ、麦野さんか」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/25(火) 23:44:33.82 ID:GX/8Sj2e0

白井「ま、またしてもご婦人ですの? 随分とグラマラスというか、大人っぽい方ですが」

一方「ありゃあ第四位だ」

白井「なんと!? 『原子崩し』麦野沈利!?」



麦野「あ? どうしたどうしたそのしけたツラはよぉ? さてはアレか、度重なる傷害未遂が祟ってとうとう絶縁宣言されちまったか!」ハッハハハ!

美琴「別にそんなんじゃないわ…………ないです」

麦野「はぁぁ? らしくもなくしおらしい態度取ったと思ったら、どういう風の吹きまわしよ」

美琴「今まで年下だって事も弁えずに好き放題言っちゃってたから、反省すべきかな、って。麦野さんも、私のそういう所が気に食わないんですよね?」

麦野「…………なにを言ってるのかさっぱり理解できないけど、頼むからそのサブイボの出るサムイ敬語だけは勘弁してくんない?」ゾクゾク
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/25(火) 23:46:03.72 ID:GX/8Sj2e0

美琴「うーん……本人がそう言うなら…………でもやっぱり……」

麦野「あんたちょっと変よ、何かあったわけ? もしかして、本当にあのレベル0にふられたとかじゃ」ハッ

美琴「へ? いや、別にそんな事ないけど」キョトン

麦野「…………そうやってあっさりこの話題に乗っかってくるのも、妙っちゃ妙だわ。あんたあんだけ『あんなヤツ、す、す……全然好きじゃないんだからね!』みたいなテンプレ全開の台詞吐いてたじゃない」



二人((お前が言うな))

白井(お姉さまのモノマネだったのでしょうか、今のは)

一方(サブイボが沸き出そうなのはこっちの方だぜ。ババア無理すンな)



麦野「なんだろう、無性に『原子崩し』ぶっぱなしたくなってきた」イラッ
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/25(火) 23:47:52.63 ID:GX/8Sj2e0

美琴「やっぱり私を目の前にして抑えようとしても抑えきれぬ殺意の波動が」ズーン

麦野「ゲームのやりすぎよアンタ! 厨二病か!!」

美琴「中二だけど」

麦野「そういやそうだった……そんで、実際のところ何があったのよ? わ、私で良ければ相談に乗ってやらないでもないわよ」カミノケイジイジ

美琴「無理してそんな気を遣ってもらわなくても」ズーン

麦野「…………だあああああ! うっぜぇうぜぇ!! いつからそんなネガネガ根暗ガールになり下がりやがった御坂ぁ!」

美琴「…………………………だ、だって!! 麦野さんたちがぁ!」

麦野「あぁ゛ん!? 私がどうした!」



白井「さあ雲行きが怪しくなってまいりましたの」ワクワク

一方(第三位も交友関係に恵まれてねェなあ)シミジミ
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/25(火) 23:48:45.59 ID:GX/8Sj2e0

美琴「この間から麦野さんたちが、私と顔合わせるたびにネチネチ嫌味言ってくるからぁ!!!! 

麦野「んなっ」

美琴「わ、私、あそこまで露骨に悪意を向けられた事なんて経験なくて! 謝りたくても何が悪かったのか分からなくて!! だ、だから……どうしたら、いいのかって……」ウル

麦野「っ、あ、そ…………それはぁっ!! お前が最近やけに素直に笑うから、笑顔が眩しくて正視できないんだよ言わせんな恥ずかしいぃぃぃぃ!!!!!」

美琴「え?」

麦野「…………………………あ」



白井「これは」

一方「ひどォい」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/25(火) 23:49:36.07 ID:GX/8Sj2e0

麦野「………………」

御坂「………………」

麦野「お、おい」

御坂「うん」

麦野「今のは、その」

御坂「うん」



麦野「………………………………わ、忘れてくれると嬉しいにゃーん♪」テヘッ



白井「うわぁ」

一方「うわァ」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/25(火) 23:50:31.13 ID:GX/8Sj2e0

御坂「あ、うん。わかった、忘れる」

麦野「!?」



一方「おいィ」

白井「素直で物分かりの良いお姉さまもまたオツなものですの」フゥ・・・・・・

一方「お前ちょっと黙ってろ主に俺の精神の均衡を保つために」



麦野「……………………」

御坂「……………………? 麦野さん?」キョトン
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/25(火) 23:51:21.43 ID:GX/8Sj2e0

麦野「…………それはそれでなんか納得がいかないわよおおおおおおおお!!!!!!」ダダダッ!!


ドドドドドド


通行人A「よう、麦野じゃん…………って麦野さぁん!?」

麦野「はぁぁぁぁああああまづらあぁぁぁああ!!!!」ドドドドドドド


チュドーン チュドーン チュドーン


その他大勢A「んぎゃああああっっ!!!? なんでぇ!?」

麦野「カァンケイねえんだよおおおおおおおお!!!!」

馬面「清々しいまでに堂々とやつあたり宣言してんじゃねぇーーーーーーっ!!!!!」



御坂「」ポカーン
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/25(火) 23:52:40.28 ID:GX/8Sj2e0

白井「……大丈夫でしょうか、あの殿方」

一方「殺しても死なねェタイプの三下だから気にすンな」

白井「ああ、主人公補正ですの」ポン

一方(世間一般的にはギャグ補正って言うンだがな)

白井「ならば心配は要りませんわね」

一方(これでいいのか風紀委員……?)

白井「しかし第五位に続き第四位までツンデレとは…………ツンデレベル5、底が知れませんの」チラッ

一方「おい今なンで俺を見た」

64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/27(木) 16:25:21.54 ID:JiooYt4/0

??「くくく…………第四位がやられたようだな」

??「しょせん奴は超能力者の中でも最年長」

??「最年少の第三位ごときに遅れをとるとはレベル5の面汚しだぜ」



白井「この黒幕臭漂うセリフ…………とうとう真打ち登場ですの!?」ワクワク

一方「どう嗅いでも小物臭です本当にありがとうございましたァ」



美琴「……………………」

??「…………おい、何かリアクションとれよ」
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/27(木) 16:26:00.81 ID:JiooYt4/0

白井「……あらま? ↑の一連のやりとりは全部さもしい一人芝居だったのでしょうか。残りの三人がいっぺんに顔見せ、みたいなアレかと思いましたのに」

一方「あいつ本気でダチいなさそうだからな」

白井「第一位様、あのジ○ニーズ崩れのチャラい殿方ともお知り合いで?」

一方「ここまでの流れで察しろ。画面の前の皆さンには第五位が出てきた時点でバレバレですゥ」

白井「と、言うことは……」



美琴「……………………はぁぁぁぁぁぁぁぁ」

??「かまってちゃんオーラ全開でこれ見よがしに溜め息ついてねえでこっちを一瞥ぐらいしろや!!」



白井「確かに小物臭がプンプンですの」

一方(前にドンパチやった時はあそこまでじゃなかったンだけどなァ……ノーバウンドさんに吹っ飛ばされたとき頭でも打ったか)ポリポリ
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/27(木) 16:26:42.32 ID:JiooYt4/0

美琴「食蜂さん…………麦野さん……はぁ………………」ズーン

??「第三位ぃぃぃぃぃぃぃ!! いい加減にしろおおおおお!!!」

美琴「!?」ビクッ

??「はっはぁ! ようやく俺を見たな!」

美琴「あ、垣根さん。いたなら声掛けてくれればいいのに」ニコ

垣根「ずっと掛けてただろうが素で気付いてなかったんかいコラあああ!!」



一方「金髪の人可愛そォ」

白井(びっくりするほど実感のこもってない哀れみですの)
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/27(木) 16:27:20.64 ID:JiooYt4/0

垣根「クソがッ! 人をコケにしてられるのも今のうちだ!」

美琴「…………きょ、今日も私に文句言いに来たの?」ビク

垣根「文句ならさっきからぶちまけてんだろうが人を散々シカトしやがってよ!」

美琴「ごめんなさい……」ズーン

垣根「はっ、イマドキの中坊はちょっと頭下げりゃあ何でも許してもらえると思ってやがる。ゆとり教育の弊害だなオイ?」

美琴「うう」



一方「常盤台の教育って結構なスパルタだよな」

白井「特に寮生活ではそれが顕著ですの」ブルブル
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/27(木) 16:28:03.53 ID:JiooYt4/0

美琴「ど、どうしたら許してもらえますか?」ウワメヅカイ

垣根「んっぶぐぁぇあ!!」ガフッ

美琴「え?」

垣根「な、ぬわぁんでもねえよ。持病のメルボルンヘンリー症候群の発作だ」ゲホゲホ

美琴「そんな病気聞いたことないけど」



一方「案の定、あいつもかよ。どいつもこいつも中学生がちょっとばかし媚売ったぐらいでグラついちまってよ、学園都市はロリコンのるつぼなンですかァ?」ケラケラ

白井「………………」

一方「おい、どうした」

白井(なんでしょう。第一位様の事情は存じ上げませんが、なぜか心の底からツッコミ衝動が湧いてきますの)ムズムズ
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/27(木) 16:29:09.06 ID:JiooYt4/0

垣根「あん? 話を逸らしてうやむやにしようってか、こずるいガキだぜ」

美琴「そ、そんなことしないわ…………しません!」

垣根「だったら行動でそれを示しな。俺も鬼じゃねえ。俺にとって具体的なメリットのある提示をすりゃあ、許してやろうじゃないか……寛容な精神で……!」クワッ

美琴「謝罪……誠意を見せる方法…………」ムムム

垣根(くく、悩んでる悩んでる。鼻っ柱の強いガキもこうなると可愛いもんだぜ。まあ、今日のところはこの辺にしとくか…………あんまやり過ぎると麦野と食蜂にバレた時めんどいし)

美琴「……………………」

垣根「……あーあー、ったくよー失礼な中坊にむかっ腹たてたからか、腹が空いて仕方ねーやー」チラッ

美琴「……………………」

垣根「…………おやー? あんなところにちょうど良く『Joseph's』がー? はっはっは、運が良かったな第三位! あそこで昼飯奢ってくれりゃ手打ちってことに」
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/27(木) 16:30:16.36 ID:JiooYt4/0

美琴「……………………わかりました、身体で払います」グスッ

垣根「」



一方「」

白井「」

一方「……予想外でェす」

白井「…………」ピッポッパッ

一方「おい、急にどこにかけてンだ」

白井「――――コードネーム『オセロット』より各位。我らがプリンセスを手籠にせんとする人非人を確認。御坂美琴親衛隊13510名の総力をもってこれを撃滅する」

一方(ていとくンマジ南無三)ナムナム
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/27(木) 16:30:58.66 ID:JiooYt4/0

垣根「んな、んな、んなぁに言ってやがんだコラぁぁぁぁ!! 誰がいつそんな事頼んだ!?」ワタワタ

美琴「やっぱり定番かなって」ヒック

垣根「動機軽っ!」

美琴「は、はじめてはアイツにあげたいから、せめてそこだけはお情けを」エグエグ

垣根「おいやめろ馬鹿! これじゃあ俺が道端で中学生に迫ってるみたいじゃねえか!」アタフタ



ザワザワ ザワザワ ザワザワ ザワザワ 



一方「などと意味不明の供述を繰り返しており」
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/27(木) 16:31:38.82 ID:JiooYt4/0

美琴「ごめんなさいパパ、ママ。私これから制服ひんむかれて、垣根さんの欲望のままに汚されて…………汚され……………………や、やっぱりやだ! 助けて当麻ぁっ!!」ウワァァン!



一方(とうま? どっかで聞いたような…………そォいうことか!)ピコーン



ザワザワ ザワザワ ザワザワ ザワザワ 

オネエチャンナニアレー ケッキョクチジョウノモツレッテワケヨ オウエンデキナイ・・・・・・ チョウフケツデス



垣根「助け呼ぶぐらいなら最初っからトチ狂ったことほざくんじゃねええ!! 誤解がもはや解きようのないレベルに達してんだろうがあああ!!! ああ違うんですよ通行人の皆さんこれには訳がああああ!!!!」



一方(この状況…………ヒーロークルー(゚∀゚)!?)キョロキョロ

白井「対象の座標データを送る、至急殲m」
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/27(木) 16:33:14.68 ID:JiooYt4/0




??「待てぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーいっっっっ!!!!!!!!!!!」




垣根「!?」

美琴「!?」



野次馬「!?」

白井「!?」

一方(ヒーローキター(゚∀゚)ーーー!?)
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/27(木) 16:34:40.28 ID:JiooYt4/0

垣根「なにもんだ!? 出てきやがれ!」キョロキョロ

美琴「それ小気味いいほどの典型的悪役セリフよ垣根さん」

垣根「やかましい!」

??「か弱い婦女子を『どうかつ』? して泣かせた挙句にむりやり……『せいてきぼうこう』? だっけ? ……に及ぼうたぁ根性が足りてねえな!!!!!!」

垣根「おい途中の『?』はなんだ! あとボリュームもうちっと絞れ! 『!』が多すぎで耳障りかつ目障りなんだよ!」

??「そんな性根と根性の腐った真似!!!!!! お天道さまが許しても!!!!!!!」

垣根「聞けえええ!! どうして今日はどいつもこいつも俺をシカトしやがんだぁぁぁ!!」




削板「この愛と正義と根性のナンバーセブン、削板軍覇が許しちゃおかねえぜ!!!!!!!」シャキーン




75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/27(木) 16:35:54.46 ID:JiooYt4/0

白井「…………ただただひたすら面倒なことになってきましたの」グッタリ

一方「ヒーローじゃねェのかよ……」イジイジ



垣根「削板…………? っ! てめえ、第七位か!」

削板「いかにも!! 震える弱者を守り、驕れる強者を砕いてこそ真に根性ある男の証!!! 俺はその信念に従う!!!!」

垣根「やろうってのか、第七位風情がぁ…………っ!!」

美琴「」ポカーン



白井「あ、あら? 何だかマズイ予感がしますの。天変地異の前触れのような、肌を突き刺すこの悪寒……はっ、あれは!?」

一方「ヒーローェ…………」イジイジ
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/27(木) 16:36:51.53 ID:JiooYt4/0


チョンチョン


垣根「あ? おい、今取り込み中だ。殺してほしいならそこの根性馬鹿の後ろに列作って待って……」

食蜂「はぁい」

麦野「やっほー」

垣根「」

麦野「楽しそうなことしてるじゃない、混ぜなさいよ垣根くぅん?」ガシッ

食蜂「風のうわさで御坂さんを恫喝して泣かせたあげく性的暴行を働こうとしたって聞いたんだけどぉ」ガシッ

削板「やはりそうだったのか!!! くぅ、返す返す卑劣な男だ!!」

垣根「それ全部このアホが垂れ流したシャウトじゃねえか!?」
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/27(木) 16:38:16.41 ID:JiooYt4/0

美琴「しょ、食蜂せんぱい、麦野さん。どうして……?」

麦野「御坂、ちょっとだけイイ子にして待ってなさいよ」ナデナデ

食蜂「この粗大ゴミを処分したら二人きりでゆっくりお話しましょお?」ナデナデ

美琴「ん…………」ウットリ

垣根「オイ俺を構成する要素のどのあたりを見て粗大ゴミ判定くだしやがった正直に言え」

削板「女子は危険だから下がっていろ!! 奴との決着は俺がつけねばならん!!!」

垣根「俺はできればお前にも引っ込んでてほしいんだけどな!」



白井「収拾がつかなくなってきましたの! さすがにこれは風紀委員として見過ごすわけには……第一位様?」ハテ

一方「……………………」イジイジ
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)2011/10/27(木) 16:40:12.31 ID:JiooYt4/0

垣根「ちっ…………お前ら、まだわかってないみたいだな。超能力者だろうがなんだろうが所詮は『未元物質』の前には虫ケラ同然、俺がちょっと本気になりゃあお前らなんざプチッと」

麦野「キャー助けてー犯 されるー!」

食蜂「みなさぁん! この人チカンでぇす!」

垣根「!?」

削板「俺の目の前でさらなる凶行に走るとは良い根性…………いや、悪い根性だな!!」

垣根「ますますややこしくなるからてめえは口を挟むな! もういい、てめえら皆殺 しだ!!」バサバサッ

麦野「いい度胸だ腐れ[ピーーー]野郎! すり潰してメルヘンあらびき肉にしてやっからよおお!!」ギラリ

食蜂「きゃわーん、こ・わ・い☆ 身の程を知らない男の人って無様だわぁ」クスクス

削板「み な ぎ っ て き た ぁ ぁ ぁ ぁ ! ! !」ボボボボッ

美琴「ちょ、ちょっとみんな…………!」アセアセ
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/27(木) 16:41:48.05 ID:JiooYt4/0


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


白井「あ、あの四人がフルパワーでぶつかったら学園都市が崩壊しかねませんの! 第一位様! こうなったら第一位様のお力で彼らを止めていただくしか!!」

一方「………………なンで」

白井「へ?」





一方「なンでヒーローが助けに来ねェンだよおおおおおおおおおお!!!???」ガバッ





白井「」

超能力者一同「!?」
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/27(木) 16:43:17.15 ID:JiooYt4/0

-------------------------------------------------------


「へっぷし!! うう、なんだこの背筋の寒さは……」

「最近みこと来ないねー。風邪でもひいちゃったのかな? だったらお見舞いに行かないと!」

「くしゃみから連想したんだろうけど、まずは俺の心配してくれませんインデックスさん?」

「とうまの心配してご飯が増えるならいくらでもするんだよ。みことのご飯はとうまの十倍美味しいもーん」

「お前ちょっと最近御坂の好感度稼いでるからって調子に乗ってるんじゃありませんこと?」

「あなたとは違うんです」

「どーいう意味だ!」

「ヘタレ」

「ぐっ」

「それでみなまで説明できちゃうあたりがとうまの全てを物語ってるんだよ」


------------------------------------------------------
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/27(木) 16:45:19.17 ID:JiooYt4/0

一方「ちっくしょおォォォォ!! そォい!!!」

AA_143454161570721400.png

垣根「ごっ、があああああっっっ!!!!!?」


キラーン


美琴「かきねくんふっとばされたー!」

白井「エエェェェェェ(´д`)ェェェェェエエ」
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]:2011/10/27(木) 16:48:21.57 ID:JiooYt4/0
今日のポイント
・そぎーにツンデレは無理だった
・むぎのんとみさきちがもうデレた
・ほのぼのしてない
・↓このAAをせっかくだからどっかで使いたかったけどその機会がなかった
AA1.png

83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/10/27(木) 16:51:30.02 ID:Tio01H8do
なんだお前か
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県)[sage]:2011/10/27(木) 18:26:59.24 ID:xRhg10wh0

もしかして嫌がらせ一方通行や童貞一方通行の人なのか?
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/10/27(木) 18:27:12.05 ID:0OepoiwAo
またお前か
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空)[sage]:2011/10/27(木) 20:48:46.36 ID:RdRX7rXN0
この、帝凍庫……

もしや
「イヤだ」
の、ひとか……

97 :>>1[sage]:2011/10/27(木) 22:54:08.90 ID:JiooYt4/0
>>1が一方さん主役のスレを立てるのは初めてでェす
ご期待に添えなくて申し訳ない
ガチガチのシリアス書いてたら気疲れして浮気しちゃったんですの

110 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/10/29(土) 20:40:07.34 ID:idiihC6O0
イヤだの人に間違われてかなーり嬉しかったのはここだけの秘密ですよ
あの言葉で表現しにくい絶妙のテンポには憧れますの

休日を利用してガガっと書いてみました
いままでよりちょっとばかし長いですよォ↓
111 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/10/29(土) 20:41:01.34 ID:idiihC6O0

十分後



食蜂「………………」←正座中

麦野「………………」←正座中

垣根「………………」←瀕死

削板「………………」←仁王立ち



美琴「………………」ドキドキ

一方「…………で? オマエらどうしてこンな事した?」

白井(私としてはどうして第一位様があんな事したのか事情聴取したい気分ですの。でも言いだせませんの。我が身が可愛いんですの)
112 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/10/29(土) 20:41:45.53 ID:idiihC6O0

美琴「食蜂せんぱい、麦野さん、大丈夫……?」

麦野「……あー、うん。別に外傷はないから心配要らないわよ」

食蜂(第一位コワイ第一位コワイ第一位コワイ)ガグブル

削板「やや、こっちは精神的ダメージが大きそうだぞ!!!」

美琴「食蜂せんぱい、私がついてるから、ね?」ニコ

食蜂「ああ、御坂さん…………いえ、美琴ちゃぁん! あなたは天使だわぁ!!」ダキッ

美琴「きゃわっ!///」カァ

麦野「第五位ぃぃぃぃ!!!! てめえドサクサにまぎれてなにやってんだ!!」



垣根「誰か俺の心配をしろおおおおおおおっ!!!!」ボロボロ
113 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/10/29(土) 20:42:41.28 ID:idiihC6O0

一方「うるせェ」ギロッ

超能力者一同「すいませんでした」



一方「おい、第三位。こいつらが最近オマエをイジメてる連中ってことで間違いねェンだな?」

美琴「最初の三人はそうだけど、削板さんは違うわよ」

一方「え、マジ? 削板くンメンゴメンゴ、俺の勘違いだったみたいだわァ」ペコリ

麦野「軽っ!」

削板「はっはっは、こまけぇことだ、気にすんな!!」

食蜂「これまた軽ぅっ!」

垣根「おいぃぃぃぃ!? まず謝んなら俺だろうが白昼堂々リニアモーターカーにひき逃げされたんだぞ! 巨額賠償請求で自己破産余儀なくさせっぞもやし野郎ォォ!!!」
114 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/10/29(土) 20:43:32.49 ID:idiihC6O0

一方「法廷でンなこと訴えても誰も信じやしねェよ」

美琴「確かに…………警察よりも先に病院の世話になったほうが良さそうな起訴内容よね」

白井「リニアにひき逃げされてピンピンしてる時点で信憑性ゼロですの」

垣根「どこがピンピンだ! 未元物質でガードしてなかったら轟ッ! と音を立てて13キロノーバウンドで吹っ飛んだあげく即死だったわ!!」

削板「うーむ、災難だったな第二位!! まあ人生そんな日もあるさ!!!」ハハハ

垣根「元はといえばテメエのせいだろうが第七位ぃぃぃ! 死にさらせゴラァッ!!」バサッバサッ


ヒュー ドオンドオンドオン


垣根「…………やったか!?」

一方「はいはい死亡フラグ死亡フラグ」

垣根「うるせえ!」
115 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/10/29(土) 20:44:19.34 ID:idiihC6O0

削板「そうはさせんぞ!! すごーくすごーいガードォッッ!!!!」


カキーン 0Damage


垣根「なんか切ないダメージ表示出た!?」

一方「そぎいたくンふっとばされなーい!」

白井「根性(ガッツ)が足りてますの!」

削板「友情! 努力! 勝利! 根性! 週刊少年ジャ○プを愛読する俺には三本柱の加護が付いている!!! 根性の入ってない攻撃など無駄無駄無駄ァ!!」メメタァ

麦野「余計なもん一個くっついてるわよ」

美琴「四天王だと思ったら五人いましたみたいな」

食蜂「それはマ○ジンだと思うんだけどぉ」

垣根「納得いかねえ……」ショボン
116 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/10/29(土) 20:46:01.22 ID:idiihC6O0

一方「さァて、じゃあ残り三人の三下ども。どうして第三位をイジメてたのか白状しやがれ」

垣根「あぁ? イジメとは人聞きが悪いぜクソったれ第一位さんよお。俺はちょっと近くのファミレスでお茶しませんか、って誘っただけで」



食蜂「ごめんなさい第二位にそそのかされました」

麦野「すいません垣根くんにたぶらかされました」

垣根「!?」

一方「だ、そうだが。なンか言い分はあるか?」

垣根「う、裏切るのかテメエら!」

食蜂「“裏切る”? 違うわぁ、“見限る”のよぉ」クスクス

麦野「第一あんたと手ぇ組んでた覚えなんてないしぃ?」ククク

一方「いまのは自白と受け取って構いませンねェ」
117 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/10/29(土) 20:46:57.10 ID:idiihC6O0

美琴「か、垣根さん…………やっぱり、そんなに私のことが嫌いで……」

白井「ああお姉さま、泣かないでくださいまし。マーメイドの涙にも匹敵する麗しきひとしずくがもったいのうございますの」

美琴「な、泣いてなんかないわよ!」アセアセ

削板「可憐な女子の落涙を誘うべく暗躍していたとは…………度し難い男だな!」

美琴「だから泣いてないもん!」ヒック

一方「なーかした、なーかしたァ」

美琴「泣いてないってばぁ…………」(´;ω;`)



垣根「…………くっそ、めんどくせえ度がどんどん上昇してやがる……こうなったらテメエらも道連れだクソアマ二名! 洗いざらいぶちまけてやるから覚悟しなぁ!」
118 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/10/29(土) 20:48:28.48 ID:idiihC6O0

食蜂「っぁっ! ちょ、ちょっと落ち着いて話し合いましょう垣根さぁん? 今ならJC十数名とのお茶会がおまけで付いてくるわよぉ(はぁと)」

麦野「い、いやーん! ていとくんってば良く見たらオ・ト・コ・マ・エ(はぁと)」

垣根「手の平の返し方が露骨な上にヘタクソすぎるわ! もうちょっと上手にやれや!」

一方「どういうことだ」

垣根「事のはじまりは一月ほど前だ。各々第三位とお喋りした直後の俺ら三人が、偶然、ばったり、出くわしたのさ」

白井(偶然て。ストーカーが三人鉢合わせしただけじゃありませんの)ハン

一方(今日のお前が言うなスレはここですかァ?)

垣根「食蜂は俺たちの顔を見るなり、開口一番こう言った。『最近、御坂さんの素直力が全開すぎて生きるのが辛い』」

食蜂「ちょ」

垣根「麦野も続いた。『なにツンデレアーマー解除してんのよアイツ。萌え死ぬかと思ったわ』」

麦野「うわぁぁぁぁぁぁ」

美琴「………………」アウアウ
119 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/10/29(土) 20:49:15.29 ID:idiihC6O0

垣根「そこで俺はこう言ってやった。『向こうがツンデレを解除したなら、いっそこっちがツンデレればいいんじゃね?』、ってな」ドヤァ・・・・



一方「………………」

美琴「………………」

白井「………………」

削板「そ、その発想はなかった!!!」ガーン!

美琴「“なかった”っていうか……」

白井「“ない”ですわね、これは……」

一方「オマエちょっと頭冷やしたほうがいいわていとくン。冷蔵庫だけに」

垣根「“だけに”ってなんだおい俺と冷蔵庫の間には縁もゆかりもありゃしねえよ」

麦野「そう思ってんのはアンタだけよ」
120 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/10/29(土) 20:50:27.34 ID:idiihC6O0

一方「…………あー、つまりィ。要するにオマエら、第三位が好きで好きで仕方ねェンだろ?」 

美琴「!!!!!」



一方「ったく、惚れた女イジメたがるガキ大将じゃあるめェし」

食蜂「んー……」モジモジ

麦野「あー…………」ソワソワ

垣根「まぁ…………否定はしねえけどよ」ポリポリ

美琴「え? え? ええ?」ポカーン



白井「んまぁ! 黒子のライバルがこんないっぺんに増加してしまいますの!? 由々しき事態、未曽有の危機ですの!」

削板「仲良きことは美しき哉、ってやつじゃねえか!!」ガハハ!

一方「へーへー、ではこれにて一件落着ゥ…………おい、急にうずくまってどォした」

美琴「…………」プルプル
121 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/10/29(土) 20:53:33.98 ID:idiihC6O0

白井「お姉さま? ……もしやどこかお具合でも!?」

削板「む、そいつはいけねぇ!! よぉし、俺がおぶって病院までひとっ走り!」

垣根「ひっこんでろ根性バカ。俺が背負って飛んだ方が速ぇよ」

麦野「病人に空なんざ飛ばせて悪化したらどうすんのよバ垣根。(ピ、ポ、パ)おい浜面。車一台大至急、十秒以内にこっち回しなさい」

食蜂「(ピポピポピポ)あ、じいやぁ? ちょっと世界一の名医手配しておいてくれなぁい? …………え? 学園都市に最初っからいる? じゃあ予備で良いから二番目も確保しといてね」



一方「…………ちょっと具合が悪いぐらいでギャーギャーうっせェ連中だな。おい第三位、何があった?」ヒョイ

美琴「み、見ないで!」

一方「あン?」

美琴「いま、私の顔、大変なことになっちゃってるから! に、に、ニヤケて元に戻んないのぉ! すっごく気持ち悪いことになってるから見ないで、お願い!!」カァァァァ

一同「へ?」
122 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/10/29(土) 20:54:50.78 ID:idiihC6O0




美琴「だって、だって…………嬉しいの。学園都市でも一握りのこんなすごい人たちに、こ、ここまで想われてるなんて…………一度嫌われてるって思いこんじゃったから、その分だけ、嬉しくて嬉しくて、今だってこんなに心配してもらえて………………えへへ、ダメ、嬉しくて死んじゃいそぉ」ニヘラ




白井「!!!!」ズギューン

食蜂「!!!!」ズギューン

麦野「!!!!」ズギューン

垣根「!!!!」ズギューン

一方「…………」

垣根「……いやぁ、これは男がほっとかないワケだな、ははは!!」
123 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/10/29(土) 20:55:57.43 ID:idiihC6O0

食蜂「美琴ちゃん…………美琴ちゃぁぁぁぁんん!!!!」ガバァッ!!

美琴「しょ、食蜂せんぱい?」

食蜂「カワイイカワイイくぁいい可愛い力半端ない! お持ち帰りしていいのよねコレ!? あ、あと、で、で、できたら『みさき』って呼んでほしいなぁ、なんて……」オソルオソル

美琴「………………み、みさきせんぱい?」ウワメヅカイ

食蜂「」



食蜂「我が生涯に一片の悔いなしぃぃぃぃーーーーーっっ!!!!!」

美琴「!?」ビク

白井「…………食蜂操祈、そこまでになさい!! お姉さまは私のお姉さまであるからこそお姉さまなのであって」

食蜂「女の嫉妬は見苦しいわぁ白井さん。あなたの愛しのお姉さまが誰かをお姉さまとして慕ってはいけない道理なんてあってぇ?」

一方(お姉さまお姉さまうるっせェなコイツラ)
124 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/10/29(土) 20:56:38.29 ID:idiihC6O0


ギャーギャー!


麦野「…………み、御坂」

美琴「あ、麦野さん」

麦野「その麦野さんってのも、いい加減他人行儀よね。なんだかんだでアンタとの付き合いも長いし、その……」チラッ

美琴「なんて呼んでほしいの?」

麦野「ぐ…………えっと、子供のころのあだ名なんだけど…………し、『しずりん』って…………あぁぁぁぁ、やっぱナシ! いまの忘れなさ」

美琴「しずりん」

麦野「……………………」



削板「やや、第四位が動かなくなったぞ」

一方「オマエまだいたンだ」
125 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/10/29(土) 20:57:34.88 ID:idiihC6O0


キキーッ


運転手A「ただいま到着しましたァーーッ!! 十秒以内とか冗談ですよね!? これでも目いっぱい飛ばしてきたんだぜ麦野!」

美琴「しずりんの知り合い?」キョトン

麦野「……………………」

運ちゃんA(よく見たらなんだ、この無茶苦茶な面子)キョロキョロ

麦野「浜面」ニコ

ドライバーA「…………なんかいい事でもあったか?」ドンビキ

麦野「うん」ニコニコ

被害者A「そうかそうかそれは良かったな……じゃあ、良かったついでに俺に迫ってくるのやめてくんね?」アトズサリ



麦野「テンション上がってどうしようもないんだよはぁぁぁぁまづらぁぁぁぁあああああ!!!!!」ニッコリィィ!!

馬面「やつあたりですらないんですかァァァァァーーーーーーッッ!!??」ガビーン!
126 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/10/29(土) 20:58:41.46 ID:idiihC6O0


チュドーンチュドーン ギャァァァァァァ!!!!


垣根「…………」チラッ チラッ

一方(うわ、チラ見うっぜ)

美琴「この流れだと、垣根さんの呼び方も変えるべきなのかしら」

垣根「!! ご、ゴホン! ま、まあ? お前がどうしてもって言うなら、考えてやらないでもないぜ第三位?」ニヨニヨ

一方(いま酷いかまってちゃンを見た)

美琴「どんなのがいいかな……」



一方「ていとくン」

食蜂「黒騎士(笑)」

白井「熾天使(メルヘン)」

削板「スーパーメガトンワンダーデラックスすごーいダークマターってのはどうだ!!」

垣根「頼むからその口永久に閉じててくれよテメエら、金なら払うから」
127 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/10/29(土) 20:59:56.98 ID:idiihC6O0

美琴「その中なら……ていとくん!」

垣根「一番マシなはずなのにこの遣る瀬無さどうよ」

美琴「削板さんはどうする?」

垣根「安定のスルー!?」

削板「仮面グンハーで頼む!!!」

垣根「ダサっ!」

美琴「仮面グンハーさん、これからもよろしくね」つ

削板「学園都市で俺と握手!! うむ、これこそ闘いを終えた男と男の友情の証だな!!」つ

垣根「闘ってなけりゃあ男でもないっつうね! 何回ツッこませんだ疲れたわ!」
128 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/10/29(土) 21:01:26.28 ID:idiihC6O0

一方「…………今度こそ一件落着ゥ、だよな? ンじゃあ俺帰るわ、帰って寝るわ」ノシ

美琴「え? まだ一方通行のあだ名が」

一方「要りませェン。仲良しごっこならアイツらとやってろや。おら、戻ってきたぜ」



食蜂「今日は記念すべき一日だわぁ。美琴ちゃんとこんなに仲良くなれるなんて」

麦野「あースッキリしたぁ…………素直になるのって大事なことだったのねー」

白井「あら第四位様、その手に引きずっておられるものは……ひぃぃぃ!?」ビクゥ!



は※づ※「」※お見せできません



麦野「ん? ああだいじょぶだいじょぶ、滝壺に看病されれば半日で全快するからこいつ」

垣根「俺らが言うのもなんだが、とんだ人外だなそりゃ」

削板「しかし超能力者がこうやって一堂に会するというのは、今更だが壮観だな!! どうだ、これを機に、定期的にレベル5同士の交流の場を設けないか!!」
129 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/10/29(土) 21:02:34.94 ID:idiihC6O0

食蜂「はぁ?」

麦野「平和ボケ丸出しね」

垣根「寝言は寝て言いやがれドアホ」

美琴「え…………みんなは嫌なの? 私は良いと思うんだけど……」

垣根「ぐ」

麦野「ぐぐ」



食蜂「…………私は、美琴ちゃんと二人っきりがいいなぁ」

美琴「みさきせんぱい?」キョトン

食蜂「せっかく同じ学校なのに、いままで不幸にも二人でお茶する機会に恵まれなかったでしょぉ? 常盤台じゃ周りの目もあるし、時々こうやって外で会わなぁい?」
130 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/10/29(土) 21:03:31.49 ID:idiihC6O0

麦野「はっ! 悪趣味な覗き女なんかとサシで向かい合うより、大勢でガールズトークに興じるほうが何倍も御坂のためだっての! 私の行きつけのファミレスで仲間に会わせたいんだけど、どう御坂? アンタと歳の近いのもいるし、なにより専属のドリンクバー往復係もいるわよ」

はま※ら「」ピクピク

白井(こころなしか、麦野さんの後ろの肉塊が悲しげに震えたように見えましたの)ホロリ

美琴「え、えっと」

垣根「おいおい、さっきから聞いてりゃお茶会(笑)だのガールズトーク(笑)だの、笑わせてくれんなぁ? 第三位、俺に着いてこいよ。大人の世界の楽しみ方ってもんを手取り足とり教えて」



一方「そォい!!」AA略

垣根「ごがっ、またかぁぁぁぁあああああ!!」

削板「すごいパーンチ」ズガーン

垣根「お前もかいぃぃ!!!!」


ドガッ バキッ キラーン

131 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/10/29(土) 21:04:19.71 ID:idiihC6O0

美琴「飛んでっちゃった……」

一方「なんかアブナイ感じだったンでついィ」

削板「からけ? というをものを読んでみた!!」

白井「ナイスですの第七位様。しかしそれぞれの主張がまったく噛み合いませんわね」

美琴「仮面グンハーさんも私と二人きりがいい?」

削板「俺は根性があればなんでも構わん!!」エッヘン

美琴「どうしよう…………意味がわからない」(´・ω・`)

白井「この場の全員がわかってないから問題ありませんのよお姉さま。それにしてもどうしたものでしょう……」ウーン



一方「はァ………………ローテーションにすりゃいいじゃねェか」

一同「!!」
132 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/10/29(土) 21:06:56.09 ID:idiihC6O0

一方「一週間は七日もあンだ。うち四日をこのアホどもとキャーキャーやって、残りの三日はプライベートに充てりゃあオリジナルにも無理がねェだろ」

美琴「それ、すごくいいわ!」キラキラ

麦野「…………週一か、落としどころとしちゃ悪くないわね」

食蜂「ま、私はその気になれば毎日学校で会えるしぃ。しょうがないかな」

削板「当の第三位も賛成のようだし、無問題(モーマンタイ)だな!!」

白井「さすがは第一位様、丸く収まりましたの!」



食蜂「じゃ、月曜は私とねぇ」

麦野「ああ゛!? またドサクサまぎれに抜け駆けしやがって! ブルーマンデーは譲れないわよ!」

食蜂「あら、アナタ会社にお勤めでいらっしゃるの麦野さぁん?」ビックリ

麦野「私はまだ学生よ!!」

食蜂「冗談はその大根みたいな太ももだけにしてくださるぅ?」ププ

麦野「よっしゃそこに直りやがれ! 大根おろしみてぇにぐっちゃぐちゃにしてやっからよおお!!」
133 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/10/29(土) 21:09:11.38 ID:idiihC6O0

白井「全然収まってませんでしたの……」ゲッソリ

一方「知るか。眠ィ」フワァ

削板「………………」ジー

白井「あら、第七位様? 難しい顔をしてどうなさいましたの?」



削板「……トップバッターは、第一位こそが相応しいんじゃねえか?」

一方「は?」

白井「確かに……このアイデアを出したのが第一位様なら、そもそもレベル5の皆さんがこうやって一つになる切欠をつくったのも第一位様ですの」

一方「たった今いがみ合ってたそこのアマ二人が見えてねェのか。現状のどこが『一つになって』ンだおい」

麦野「……癪だけど、アンタが居なかったらこの状況はないわね、一方通行」

食蜂「…………美琴ちゃんがしゃがみこんでるのにいち早く気が付いたのだって、いまにして思えば第一位だったわぁ」

垣根「くっ…………負けたぜ一方通行、お前がナンバーワンだ」ポン

一方「いやオマエに言われるまでもなく俺第一位なンですけどォ。つうかなにナチュラルに帰還してンだオマエ」
134 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/10/29(土) 21:09:58.92 ID:idiihC6O0

美琴「一方通行。私も、もっと一方通行との対話の機会がほしい。打ち止めや番外個体の近況も聞きたいし……っていうか、連れて来てくれない?」

一方「………………結局オマエは、最初から最後まで俺の言い分なンざ無視かよ」

美琴「…………ダメ?」

一方「…………」



白井「」ジー

削板「」ジー

食蜂「」ジー

麦野「」ジー

垣根「」ジー



一方「………………惰性で流されちまった俺も、大概だな。好きにしろ」ハァ
135 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/10/29(土) 21:10:48.82 ID:idiihC6O0

美琴「……ありがと」

白井「よかったですわね、お姉さま。…………黒子としては少々、いえ結構、いやいやすこぶる複雑な気分ですが。こうしてお姉さまを支えてくださる方々の居並ぶ勇姿を目の当たりにして、黒子の感慨もひとしおですの」グス

美琴「や、やぁね黒子ったら」テレ

一方「ケッ…………そういえばよォ」

美琴「? なに?」

一方「そこのスカポンタンどもの言うところによりゃあ、オマエ一ヶ月ぐらい前に、急にツンデレフィールド解除したらしいな。なンかあったのか?」

美琴「…………あー、言わなきゃダメ?」

一方「ダメっつうことはねェがよ」チラ



削板「」ジー

食蜂「」ジー

麦野「」ジー

垣根「」ジー
136 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/10/29(土) 21:11:23.21 ID:idiihC6O0

美琴「…………わ、わかった。言う」ガクリ

一方(ま、別にどうでもいいンだけどよ。こンぐらいの意趣返しは許されるだろ)クク

美琴「………………す」

一同「す?」







美琴「す…………好きな人に、告白したの」







一同「」
137 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/10/29(土) 21:12:26.62 ID:idiihC6O0

白井「………………………………お姉さまあああああああっっ!!!! 類人猿、あの類人猿ですのね!? くううううっ、彼奴めとうとう私のお姉さまをその毒牙にかけんと動き出しましたのねぷげらぁっ!!!」ゴオン!!

一方「落ち着けアホ」アテミ

白井「」



美琴「落ち着くっていうか、意識が落ちちゃったんだけど黒子」

一方「で? 結果はどうなった?」

美琴「…………それが、よく分からないの」

一方「はァ? (なにやってンだよ三下)」

美琴「はっきりした返事はくれなかったんだけど、『お前は俺達にとって家族も同然だ』って言ってくれて」

麦野(なにそのイケメン台詞)

食蜂(でも曖昧な言い方ねぇ)
138 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/10/29(土) 21:13:55.11 ID:idiihC6O0

美琴「『みことさえ良ければいつでも遊びにきてほしいんだよ』って言ってもらえて」

削板(……ん? いまのは相手の男の発言か?)

垣根(にしちゃあ、印象が違うな)

美琴「わ、私、それだけで満足できちゃって。嬉しくて泣きそうで、自分の気持ちに素直になったら、こんなにも世界って違って見えるんだって舞い上がっちゃって」

一方「結果、ストーカー三人の琴線にクリティカルヒットした、と。人騒がせな話だぜまったく」

美琴「うう」



食蜂「それはなんていうか…………ちょっとやるせない気分だわぁ」

削板「だが件の男も第一位同様、俺たちを結びつけるのに一役買ってくれたと言えるんじゃないか?」

垣根「お前と結び付くとか考えただけで吐き気するからやめろ」

麦野「でも、遠因っていうか奇妙な縁であることに間違いはないわね…………よし! いまからいっちょ、その男に『ご挨拶』しに行こうじゃない?」
139 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/10/29(土) 21:17:06.66 ID:idiihC6O0

美琴「し、しずりん!? 『挨拶』の響きがなんだか物凄く不穏だったんだけど」ワタワタ

麦野「かわいい妹分が世話になる相手なんだから、ちゃあんと挨拶したいってだけの話じゃない」ナデナデ

美琴「い、妹分…………」エヘヘ

食蜂「麦野さぁん?」(#^ω^)ピキピキ

麦野「二度にわたる抜け駆けのお返しだよ、アバズレ」ベー

垣根「ま、話を聞いた限りじゃとんだヘタレ野郎みたいだしな。当面“そういう”心配はいらねえだろ」

削板「む、ヘタレだと!? それはいかん!! 根性を入れ直さなきゃならねえな!!!」

垣根「余計な真似すんじゃねえよ根性バカ」

白井「んー…………、ここはどこですの、黒子は誰ですの…………?」

美琴「あ、黒子、ちょうど良かった。全員でこれから行く所あるからテレポートお願い」

白井「えっ」
140 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/10/29(土) 21:18:31.97 ID:idiihC6O0


ヤイノヤイノ ヤンヤヤンヤ


一方(平和だなァ…………)


一方(学園都市の最高峰が雁首揃えて仲良し小良し、か。研究者どもが聞いたら目ン玉飛び出ンな)


一方(………………まあ、でも)





「こういうのも、週一ぐらいなら悪くねェか」






第一話

一方通行「イジメに遭ってるだァ?」美琴「…………うん」



142 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/10/29(土) 21:20:14.14 ID:idiihC6O0

次回予告



「………………いつかはこんな日が来ると思ってたよ、インデックス」


男が一人と、女が二人。


「私たちが先送りにし続けてきた問題に、今日こそ終止符を打たなくちゃ、だね。とうま」


象を為すは誰か一人が必ず、彼方に追いやられる二等辺三角形。


「俺の気持ちを」 

「私の気持ちを」


そのとき少女は、どんな決断を下すのか。





「「いまこそ、正直に伝えるよ」」





第二話

一方通行「三下とシスターと気まずいだァ?」美琴「…………うん」

――――Coming Soon!!


※画面は開発中のものです。

144 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/10/29(土) 21:26:42.20 ID:idiihC6O0

浜面「……………………」←投下し終えてから>>1に存在を思い出された人



七人も一か所に集めると空気を作らないようにするだけで精一杯でした
こんなのずっとやってたら身が持たないので基本形は

・美琴ちゃん+その悩みの種数名
・陰から見守る一方さん+アシスタント若干名

で今後ともお送りしまァす
黒子は好きだけど他のキャラも出したいので彼女は今回限りでお役御免ですの

Soonっていうほど早くは来れないと思います
次回投下は未定、二週間以上はお待たせはしませんが
それでは皆さん、またいつの日かお会いしましょう

160 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/07(月) 21:22:19.92 ID:2+VJQMFT0


第二話


一方通行「三下とシスターと気まずいだァ?」美琴「…………うん」


161 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/07(月) 21:23:06.53 ID:2+VJQMFT0


とある月曜日 とあるファミレス


一方「……………………」

美琴「……………………」

一方「…………まずよォ」

美琴「うん」

一方「どうして俺?」

美琴「えっ?」

一方「最近はよ、オマエの世話をなにくれとなく焼きたがる元ストーカーどもも絶賛増量中じゃねェか。そいつらに相談すりゃ喜ンで乗ってくれるだろうに、なンで前回といい今回といい明らかにやる気ナッシングな俺をチョイスするンだよ」

美琴「うーん……いろいろあるけど、一番はその前回のことがある、っていうのが大きいかな」

一方「その理屈でいくと俺、一生オマエの顧問弁護士でいなきゃなンないンですけどォ」マジカンベン



美琴「い、一生…………!? ご、ごめんなさい、私、ほかに心に決めた人が」アセアセ

一方「!?」

162 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/07(月) 21:24:00.11 ID:2+VJQMFT0


美琴「そりゃあ一方通行にはお世話になってるけど、そういう感情は違うっていうか……」テレ

一方「なにキショイ勘違いしてンだ顔赤らめてンじゃねェェええ!!! 他のレベル5(削板くン除く)にこンなとこ見られたら明日の俺の寝床がニワトリの飼育箱以下の衛生環境になンだぞオマエ!!」

美琴「なにそれこわい」

一方「うン、アイツらマジこえェわ。オマエからきつく言っといてくンね?」

美琴「うん、わかった」コックリ

一方(っべー、素直な第三位は扱いやすくていいわァ……)ホノボノ



美琴「じゃあ私、これから当麻の家に行ってくるから。あとよろしくね」ガタ

一方「ヨロシクってなにを」

美琴「いやだから、こないだとおんなじように私を陰から見守っててくれないかなぁ、って」

一方(………………っべー、全然扱いやすくなかったわ)アタマカカエ

美琴「どうかした?」

一方「……ちょっとだけ待ってろ、超高速演算でツッコミどころ整理してる真っ最中だから」

美琴「あ、うん」スワル

163 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/07(月) 21:25:04.90 ID:2+VJQMFT0


五秒後


ポクポクポクポク チーン


一方「待たせたな」

美琴(なんだろいまの音)



一方「質問一ィ。いつから『当麻』って呼ンでるンですかァ。三下からは何て呼ばれてるンですかァ」

美琴「っ、え、ひゃ!? そ、それはいまは関係ないでしょ!?」カァ

一方「答えろ、さもなきゃ動かねェぞ俺は」ニヤニヤ

美琴「こ、告白した直後っていうか、告白の瞬間から。と、当麻は……なんでだかわからないけど、いまだに『御坂』のまんまなの」ショボン

一方(あンま幻滅させンなよヒーローェ)

美琴「あ、でもでも聞いて! インデックスはすぐに『みこと』って呼んでくれてね、『インデックスって呼んでくれたら嬉しいな』って言ってくれて、すっごく仲良くなったの! 嬉しかったなぁ……」ニコニコ

164 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/07(月) 21:25:53.46 ID:2+VJQMFT0


一方「…………それに関連して質問その二ィ」

美琴「ま、また変なこと聞いたりしないわよね?」

一方「これが『変なこと』だったらオマエが持ちかけてきたこの相談そのものが未曽有の大珍事だっつうの…………そもそも、なンなンだよ『気まずい』って。もっと具体的に説明しろ」

美琴「え、えっと、どう言ったらいいのかな……うーん…………」ウデグミ

一方「…………ウエイトレスさんすいませェン」


スタスタ


ウエイトレス「御注文でしょうか」

一方「コーヒーおかわり」

ウエイトレス「かしこまりました、そちらのお客様は」

一方「そいつはイラネ」

ウエイトレス「失礼しました。では少々お待ち下さい」

165 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/07(月) 21:26:34.86 ID:2+VJQMFT0


スタスタ


美琴「ご、ごめん! そんな時間とらせるつもりじゃなかったんだけど」ワタワタ

一方「俺がもう一杯飲みたくなっただけですゥ」

美琴「……ありがと」

一方「………………ふわァ」アクビ




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




美琴「あのね、あの二人って仲良いでしょ?」

一方「……誤解を恐れず言やァ、家族か兄妹か、あるいは……」

美琴「…………恋人同士に見えてもおかしくないわよね」




166 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/07(月) 21:27:11.54 ID:2+VJQMFT0


一方(……あー、やっぱそういうアレかよ、メンドくっせェな)ゲンナリ

美琴「私が告白するときだってね、ぶっちゃけ八割方玉砕覚悟だったのよ」

一方「おいおい、マジかよそりゃ」

美琴「えらくマジよ。しかも告白当日、いつもよく会う公園に呼び出したんだけど。そしたらなんと」

一方「水鳥拳?」

美琴「え、なに?」

一方「…………悪ィ、忘れろ」

美琴「あ、うん。それでね、なんと!」

一方(くっそ、マンガ好きだったよなコイツ? 北斗の男たちの英雄譚がJCに通用する時代はいつ来るンですかァ……?)イジイジ






美琴「隣にインデックス同伴だったの」

一方「ジョインジョイントキィ………………………………は?」

167 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/07(月) 21:27:57.84 ID:2+VJQMFT0


美琴「気分はヴィエ・マルシェに連行されたジャンヌ=ダルクだったわ……」

一方「え、え、え。オマエそれで火あぶりにされちゃったわけ?」

美琴「だったらいまごろインデックスと仲良し小良しなんてできてないわよ」

一方「……………………ますます意味わかンないンですけどォ。『気まずい』ってつまるところ、三角関係のことじゃねェのかよ」

美琴「私、そういう経験ないからはっきりとはわからないけど…………アレは、ちょっと違うと思う」

一方「アレ?」

美琴「さっきも言ったけどさ、あの二人普段はすごく自然体で寄り添ってて、憧れちゃうぐらい理想的な関係なの。ただ」

一方「ただ?」

美琴「私が遊びに行くと、空気が重くなって、当麻もインデックスも様子がおかしくなるの」

一方「おかしい? (オウム返し楽でいいわァ)」

美琴「なんていうか、二人とも笑ってはいるんだけど、無理してるっていうか、表面上だけっていうか、笑顔が引きつってるっていうか…………とにかく、変なの」

一方「確かに、そりゃあ妙だな」

168 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/07(月) 21:29:12.69 ID:2+VJQMFT0


美琴「…………やっぱり、私が邪魔なのかな」

一方「………………」

美琴「あの二人って、優しいからさ。本当は私がいないほうが気楽なのに、告白を断るのが忍びなくて……私を受け入れてるお芝居してるだけなんじゃ」

一方「………………」

美琴「どうしよう、あの当麻とインデックスにまで内心疎まれてるんだとしたら、私、わたしもう」グス




一方「そォい!!」



ゴツン!!



美琴「いっ!? いっ〜〜〜〜〜〜〜!! ななな、なにすんのよ!!」ウルウル

一方「…………信じろ」

美琴「え?」

169 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/07(月) 21:30:01.46 ID:2+VJQMFT0


一方「ンだその目は。なにも俺を信じろなンて酔狂なこと言ってンじゃねェよ。三下とシスターを信じてやれっつってンだ」

美琴「…………!」

一方「泥沼に浸かった、どっかネジの外れた超能力者どもでもあるめェし。あの連中は、ンな性根の腐った真似しやしねェよ」

美琴「………………」



一方「おら、行ってこい」

美琴「ど、どこに……」

一方「三下の家に決まってンだろ、元からそういう話だったろうが」

美琴「え…………そ、それじゃあ」

一方「言っとくが、期待すンなよ。俺だって脳内ピンクな色ボケ連中とつるんだ経験なンざねェンだからよ」

美琴「」ポカン



一方「黙ってねェでなンとか言え」

美琴「あ………………あ、ありがとう! じゃあ行ってくる!」ガタッ

一方「行ってらっしゃァい」

170 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/07(月) 21:30:56.70 ID:2+VJQMFT0


美琴「…………一方通行」

一方「あン?」

美琴「私、一方通行のことも信じてるから」ニコ

一方「………………とっとと消えろ」

美琴「うん! 今度こそ行ってきます!」


タッタッタッ カランカラン アリガトコヴザイマシタマタノオコシヲー


一方「………………ちっ」


スタスタ


ウエイトレス「ホットコーヒーのお客様ー」

一方「はァい」ノ

ウエイトレス「お熱いのでお気を付けください」

一方「どうもォ」ペコ

171 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/07(月) 21:31:51.80 ID:2+VJQMFT0


ズズズ


一方「……質問その三、し忘れたな」


ズズズ


一方「『美琴センセー。俺、どうやって三下ンちの中覗けばいいンですかァ?』」ノシ


ズズズ


一方「…………………………………………」


ズズズ


ズズズズズ


ズズズズズズズ





一方「………………っべー、どうしよ」ダラダラダラダラ

172 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/07(月) 21:32:35.97 ID:2+VJQMFT0


ウエイトレス「お客様、なにかお困りですか?」

一方「うおっ!!! ま、まだいたのか、さっさと仕事戻れや!」

ウエイトレス「お客様のご要望にお応えするのも業務のうちでございます」

一方「……はっ、バイトの癖に意識だけはいっちょまえにプロフェッショナルだねェ……だったらよ」

ウエイトレス「はい」

一方「上条当麻、っつう男の家の中覗きたいンですけどォ。監視カメラ一丁仕掛けてきてくださァい、ってか?」ケラケラ





ウエイトレス「かしこまりました、少々お待ち下さい」





一方「なァンちゃっ…………て…………?」

ウエイトレス「…………」ゴソゴソ

173 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/07(月) 21:33:40.90 ID:2+VJQMFT0


ニュッ ←モニター出した

ドォン!! ←モニター置いた

ガチャガチャ ←配線繋いだ




ウエイトレス「お待たせしましたお客様」ニコリ




一方「………………おい」

ウエイトレス「なんでございましょう」

一方「とりあえず、いろいろと言いたいことはあるンだが」

ウエイトレス「はい」

一方「これだけ最初に聞かせろ」

ウエイトレス「なんなりと」

174 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/07(月) 21:34:25.33 ID:2+VJQMFT0








一方「…………なァァァにやってンだこの変態皮被りストーカーァァァァァァァァ!!!!!!!」








海原(ウエイトレス)「御坂さんあるところに自分ありと、そう胸に刻んでいただけたでしょうか」ニコリ

一方「テメェのいるべきはここじゃなくて刑務所だガチ犯罪者ァーーーーーーッッ!!!!」ガシッ!!

175 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/07(月) 21:35:47.60 ID:2+VJQMFT0


海原(ウエイトレス)「胸ぐらをつかまないでください制服が破けます。そういうのをお望みなら別のお店へどうぞ」

一方「黙れ死ね。いますぐコーヒーの海で溺れて死ね」

海原(ウエイトレス)「生憎その一杯で豆を切らしてしまいまして。だいたいですね、なんですか貴方さっきのアレは。第二位たちをさんざんツンデレだなんだと冷笑しておいて、一番ナチュラルツンデレなのは貴方じゃないですか。よっ、さすがツンデレベル5第一位!」ヤンヤヤンヤ

一方「テメェいつからストーキングしてやがった。第二位どものこと言えねェのはオマエだろうがナチュラルボーンストーカー」

海原(ウエイトレス)「心外ですね、自分のそれは後天性ですよ」

一方「どうでも良いわンなこと!」

海原(ウエイトレス)「そもそもストーキング道とは長く険しく果てなきもの、彼ら程度でストーカーの名を冠するとは片腹痛いですね」

一方「俺は頭が痛ェ。あとお前がイテェ」





海原(ウエイトレス)「と、いう訳ですので。本日のアシスタントは不肖、偽海原ことアステカの魔術師エツァリが務めさせていただきます。皆さんどうぞよろしく」ニコリ





一方「……警備員ゥーー!! はやくきてくれェーーーーーーっ!!!!」

195 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/13(日) 17:45:19.95 ID:vXvt4cVg0


『どうしてとうまは、みことを選んだの?』

『い、インデックス……』



「………………」



『どうしてみことは、私からとうまを奪ったの?』

『待って、私の話を聞いて、インデックス!』



「………………」



『どうしてとうまは、私の気持ちに気が付いてくれなかったの!?』



「いやぁ、手に汗握る展開ですね」

「………………」



『もっと、みことが嫌な子だったら良かったのに……思う存分嫉妬して、憎めて、
 とうまを躊躇いなく奪いにいけるような、どうしようもない娘だったら良かったのに――――』

196 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/13(日) 17:46:11.58 ID:vXvt4cVg0



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



とあるファミレス



一方「………………」

海原「自分が予測する、妥当な流れとしてはこんなところですかね」

一方「…………なにこれェ」

海原「学園都市の最先端技術を使用した、今後お三方の三角関係が辿るであろう
    ルートをシミュレート、再現したアニメです」

一方「なにその技術の無駄遣い」

海原「なんでも『樹形図の設計者』の『残骸』を流用したスパコンだとか」

一方「アレイスターァァァァァァァ!!!!!」

197 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/13(日) 17:46:56.66 ID:vXvt4cVg0


海原「お気に召しませんでしたようで」

一方「ったりめェだァ!! …………第一、これじゃあ俺の要求には答えられてねェぞ」

海原「おや、なぜです?」

一方「俺が欲しいのは三下ンちの現状に関する情報だっつってンだよエセウエイトレス」

海原「着替えはとっくに済ませたのですが」←スーツ姿

一方「オマエに女装趣味があるって義妹にバラすぞこら」

海原「ショチトルは自分の性へ……嗜好に理解がありますので、何を吹き込んで
    くださっても自分が不利益を被ることはありませんよ?」ニッコリ

一方(なンでこンなのに惚れたンだろうなまったく)




他のバイト(ちょっといいなって思ってた娘が実は男だった……死にたい)

198 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/13(日) 17:48:21.23 ID:vXvt4cVg0


一方「で、これでどうやって上条家を覗き見しようってンですかァ? 
    ンなとこで漫才やってる暇あったらさっさと奥深いストーカー道の
    極意とやらでもフル活用してくれませンかァ」

海原「………………」カチャカチャ

一方「なンとか言えロリコ」



ブゥン



『………………とうまとうまー』

『………………なんでせうインデックスさん』

『みことが来なくなってから今日で何日目だっけー?』

『十二日目』




海原「あ、映りました」

一方「」

199 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/13(日) 17:49:08.14 ID:vXvt4cVg0


『………………うー』

『………………あー』



一方「…………あぁうン、わかった謝るわ、オマエのこと見くびってたわ」

海原「そうですか?」テレテレ

一方「頬を染めンな気持ち悪ィンだよ早急に二回ぐらい死ンでくれよ頼むから!!
    なにごくごく自然な流れで予めヒーローンちにガチ盗撮カメラ仕掛けてンだ
    ゴラァァァァァァッッ!!!」

海原「そう言われましても。先刻も申し上げた通り、御坂さんのおはようからおやすみまでを
    見守るのが自分の義務ですので。彼女の主な行動範囲はすべてカバー済みです」

一方「(ピッポッパ)…………おい、白黒風紀委員。変質者いっちょう、
    ここに掴まえてるから引き取りにこいや」

海原「白井黒子さんなら、自分の良き協力者ですが」ニコリ

一方「すいませン間違い電話でしたァ!! 
    風紀委員にかけるつもりが変態パンダにかけちゃいましたァァァ!!!」プツッ

200 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/13(日) 17:50:18.73 ID:vXvt4cVg0


一方「大体三下の部屋とこのモニター、どう繋がってンだよ」

海原「学園都市の最先端技術で」

一方「オマエそれ言っときゃ大抵どうにかなるとか思ってね?」

海原「それは言わないお約束、というヤツでして」




『うー………………ぁぁぁぁぁぁああああああ!!!!!!』



ガターン!!



一方「!?」

海原「おや、モニターに動きが」

201 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/13(日) 17:50:50.03 ID:vXvt4cVg0


『きゅ、急にどうしたんだよインデックス!!』

『必須栄養素不足でイライラしてるんだよ私は! とうまはいつになったら
 「おメール」とやらで可愛い恋人さんを呼び出すのかな!!』

『こ、こ……!? はは、おいお前別に俺はそんなんじゃあ』

『ヘタレ!』

『んなっ』




海原「これは…………肝心の御坂さんが到着なさる前に、修羅場勃発でしょうか」

一方「くっそマズイな、だが今さら第三位を引き返させるってのも………………ン?」

海原「どうかしましたか」

一方「いや…………これまた、今さらなンだがよ」

海原「はい」

202 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/13(日) 17:52:05.38 ID:vXvt4cVg0


一方「オマエ、三下と第三位が付き合い出したってこと」

海原「当然、存じ上げておりますよ」

一方「……よく、アホ超能力者ども(削板くン除く)を虜にしたデレールガンを
    目の当たりにして平静を失わずにいられたな、オマエ」

海原「…………ふっ。だから彼らはアマチュアストーカーだと言うんですよ」

一方「誰も言ってねェよ。俺の乏しい人生経験において初めて聞く単語だわ」

海原「彼らは所詮、にわかじこみのエセ御坂ラーにすぎません。自分や白井女史のような
    プロの域に達すると、御坂さん関連なら賢者の時間(フィラソファーズタイム)を
    自由自在にコントロールできるようになるのです」キリッ

一方「うン、やっぱあと三べンぐらい死ンどくべきだわオマエ」

海原「とまあ、冗談はさておきまして」

一方「どっからどこまでがメキシカンジョークだったのかはっきりさせろやァ!」

海原「……自分にしてみれば、とうの昔に割り切ったことですよ」フッ

一方「ニヒル気取って横顔見せつけてくンなまだ俺は割りきれてねェぞおおお!!!」

203 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/13(日) 17:53:44.17 ID:vXvt4cVg0


海原「貴方もご覧になったでしょう、御坂さんの心の底からの、輝かんばかりの笑顔を」

一方「…………それがどうした」

海原「あの笑顔をつくることができたのは、自分ではないのです。貴方でもなければ、
    御友人でも、ほかのレベル5の面々でもない――――――“彼”なのです」

一方「………………」

海原「ならば、なにが御坂さんにとって一番なのか? 考えるまでもないことでしょう」



一方「……『大好きなあの子が幸せなら僕も満足です!』ってかァ? 今日日流行ンねェぞ」

海原「日本人は結構好きそうですがねぇ、そういうの」

一方「俺は嫌いだ」

海原「さようですか。まあ、貴方に嫌われても自分には何の支障もありませんがね」ニコリ

204 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/13(日) 17:56:05.27 ID:vXvt4cVg0


『早くみことをこの場に呼ぶんだよー!』

『お、お、お前がメールすりゃいいだろ!』

『私に科学の狗に成り下がれっていうのかなとうまは!』

『んなプライドがあるなら食費ぐらい入れてくれぇ!!』

『それはイギリス清教に交渉して欲しいんだよ』

『思い当たる交渉先にロクなヤツがいねーんだよ! 俺を毛嫌いしてるヤニ野郎とか
 お前に対して異常に甘い露出魔とか譲歩を引き出すつもりでいたらいつの間にか
 超音速ジェットに乗せてくる二重スパイとか!!』

『最後はとうまの話術スキルのせいじゃないかな』



一方「…………第三位は、まだ着いてねェらしいな」

海原「このファミレスから上条宅まで、電車を乗り継いで結構ありますからね」

一方「テレポーターの後輩がいたはずだぜ」

海原「……実際問題、“彼氏”の家を訪ねるのに彼女の助力を得られると思いますか?
    レベル5大集合の際は迫力で押し切ったようですが、このケースでは……」

一方「あー…………」ナットク

205 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/13(日) 17:57:28.18 ID:vXvt4cVg0


海原「さて、ではもうしばらく時間があるようですので」つディスク

一方「なンだそれ」

海原「ホームビデオ、のようなものですかね」

一方(………………途轍もなくイヤな予感がするンですけどォ)

海原「自分のここ一週間ほどの努力の集大成です。必ずや一方通行さんのお眼鏡にも
    叶うでしょう。名付けて――――――」





『実録! 御坂美琴の一週間! 〜レベル5ほぼ揃い踏みの豪華出演陣に刮目せよ!〜』





一方「よし死ねいま死ねすぐ死ねこの肖像権侵害者ァァァァ!!!!!」


ドッカーン!!


店長(いつまでいるんだろうあの客…………)

224 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/20(日) 13:51:57.08 ID:x3P/IsQm0
ついついノリで突っ走っちゃいましたが禁書スレやヘルシングを知らない人にはとんでもない暴言でしたね
気を悪くした方がいたなら申し訳ありませんでした
今後も当スレではカオスな流れを推奨してまいりますので思う存分好きなようにやったってください
そのたびに第13課局長と少佐にお出ましいただくという方向性でどうか一つ

あと赤騎兵かっこいいよ赤騎兵
225 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/20(日) 13:53:10.71 ID:x3P/IsQm0


                             ブゥン


                              ・
                              ・
                              ・
                              ・
                              ・
                              ・


         パーパラッパッパッパッ パッパッパッ パッパッパッ パララララララララ

                      パッパッパッパーーーン (←トランペット音)



    『実録! 御坂美琴の一週間! 〜レベル5ほぼ揃い踏みの豪華出演陣に刮目せよ!〜』




                                     映像:アステカ太陽さんさんスタジオ
                                      編集:Sister Love Sergeant T.M.
                               特別協力1(ナレーター):窒素美少女Sちゃん
 特別協力2(カメラ設置):ショタコンじゃないっつってんでしょちょっとこのクレジットなんとかしなs

226 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/20(日) 13:54:10.24 ID:x3P/IsQm0

--------------------------------------------------------------


とある火曜日。


学園都市に無数に存在する路地裏。
能力(レベル)の数字一つで己の価値を否定され、不貞腐れた餓鬼共が無数に屯する肥溜。
そんな科学の街の暗闇の入り口で。


『おうおう嬢ちゃん、その制服、常盤台のじゃねぇ?』

『いっけねえなぁ、由緒正しいお嬢様学校の生徒がこんなとこ来てよー』


無数に存在するB級以下の三文芝居で、無数に繰り広げられてきたであろう光景が、また一つ。


『……すいません、人を待ってるので』

『あー? こんなとこに女待たせるとか、よっぽどの馬鹿だなそいつ』

『ぎゃはは、テメエが言えた義理かよ!』

『…………うっさいなぁ』


ボソリ。


『……おいガキ、いまなんつった』

『ちょっとレベルが高いからって、お嬢様はお高く止まってていけまちぇんねー?
 おいテメエら、出てこい!!』


不良のBくんが一声上げると、飛んで火に入る夏の虫よろしく…………もとい、
蜜に群がる蜂よろしく、雲霞のごとく集ってくる不良(C〜F)、不良(G〜I)、不良(J〜M)。
ベギ○マよりはイオ○をぶっぱなしたくなる編成ですね。

227 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/20(日) 13:54:52.78 ID:x3P/IsQm0


中央で孤立した近い将来の大輪のつぼみは、捕食者たちを一瞥して嘆息する。
顔を伏せて、小さく小さくぼそぼそ声。


『……どうしよっかなぁ。むやみやたらにビリビリすると一方通行に怒られるし、
 当麻にもほどほどにしろって言われるし、インデックスが良い顔しないし……』

『なにぶつぶつ言ってやがんだクソ生意気なアマが! おいテメエら構うことはねえ、
 強能力者だろうが大能力者だろうがこの人数でかかれば――――!』


幸か不幸かその中身を聞きとれなかった不良のAくんが号令をかけ、世界中で無数に
繰り返されてきたB級悲劇を再現しようとした、




『――――待ちな』




その時。


『な、なにもんだ!?』


テンプレ台詞とともに一斉に振り返った有象無象どもの視線が集まる先に、ヒーロー降臨。


『悪いがそのガキとの先約は俺なんでな。ひっこんでろ、その他大勢どもが』

228 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/20(日) 13:55:37.04 ID:x3P/IsQm0


『あ、ていとくん!』


少女が呼んだ名前とヒーローが醸し出す巨大な存在感に、スキルアウトがざわつく。


『て、ていとく…………? はっ!! ま、まさかテメエ、学園都市第二位!?』

                              デバンマダー? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
『くくく……冥土の土産に覚えておきな。この俺の「登場時期」に』


AA







229 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/20(日) 13:56:48.98 ID:x3P/IsQm0


『………………』×14

『………………』


……………………超ないですね、これは





「…………完ッ全ッに出オチじゃねェかこんなの」





『ていとくん可愛い……』

『えっ』×14

『えっ』

 えっ

「えっ」

「えっ」

230 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/20(日) 13:57:36.75 ID:x3P/IsQm0

---------------------------------------------------------


一方「…………………………」

海原「いやぁ、なかなかの出来だと思いません?」

一方「いまの出オチの完成度について聞いてンだったら俺は断固コメント拒否するぞ」

海原「ふむ、ご満足いただけませんでしたか。自分は撮影専門ですので、ディレクターの
    才能まで求められてもさすがに困るのですが……」

一方「しれっと撮影専門とかほざいたけどオマエそれすっげェきめェからな」

海原「編集は土御門さんにお願いしたのですが、なかなかどうして」

一方「なにやってンだあのシスコン軍曹ォ!」ドガシャーン

海原「自分にも手の届かないような高所難所へのカメラの設置は結標さんに」

一方「オマエらのその無駄に洗練された無駄のない無駄な時だけ発揮される団結力なンなの? 
    っつーかなにナチュラルに俺をハブってンだよ」

海原「おや、混ぜてほしかったんですか。それは失礼しました(笑)」

一方「マジ死ンでくれよオマエ。身体の三分の二とは言わねえから百分の九十九ぐらい
    失って死ンでくれよ」

海原「まあまあ落ち着いて。御坂さんが現地に到着なさるまでもう少しあるようですから、
    ビデオの続きを鑑賞しましょう」

231 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/20(日) 13:58:53.69 ID:x3P/IsQm0

------------------------------------------------------------------


【火曜日 学園都市 とある路地裏】



垣根(着ぐるみ)『けっ、口ほどにもねえ連中だぜ』

美琴『なにこれ、見た目はつるつるなのにすっごいもふもふ!』キラキラ

垣根(着ぐるみ)『俺の未元物質素材に既存の擬音は当てはまらねえ』キリッ

美琴『でもあの不良たち、なんか必死で口許押さえながらチュドーンチュドーン
    うわらばっ、されてたわね。なんでだろ?』

垣根(着ぐるみ)『おおかた俺の神々しさに畏怖の念を禁じえなかったんだろうぜ』


スタスタ


心理定規『……禁じえなかったのは爆笑だと思うけどね。まあ彼らはよく耐えてたけれど』
      

垣根(着ぐるみ)『あーん? なにが言いてえんだ心理定規』

心理定規『背部にケルビムと見紛う羽を生やした冷蔵庫が荷電粒子砲みたいなの
       連発してきたら誰だって現実感の無さに乾いた笑いをこぼすって意味よ。
       ノストラダムスもびっくりの恐怖の(お笑い)大王だわ』

美琴『あ、あの…………あなたは?』

232 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/20(日) 14:00:02.63 ID:x3P/IsQm0


垣根(着ぐるみ)『ああ、俺の仕事仲間だ。俺は能力名で呼んで……おい、どうした』

心理定規『…………』ジロー

美琴『な、なにか?』



心理定規『…………こんな乳臭い子供の、どこがいいんだか』ボソッ



垣根(着ぐるみ)『ん?』キコエ

美琴『え?』ナカッタ

心理定規『なんでもないわ。ほら垣根、いつまでそのファンタスティックな着ぐるみ着てるのよ』

垣根(着ぐるみ)『メルヘンって言えコラ!』

心理定規『どういう方向に自覚が芽生えちゃってるのよ!?
       あなたメルヘン否定派だったでしょ!』


ギャースカギャースカ

233 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/20(日) 14:00:57.87 ID:x3P/IsQm0


美琴『…………っと、メジャーハートさん? でいいの?』

心理定規『ぜぇ、ぜぇ、ど、どうぞお好きに呼んでちょうだい』

美琴『じゃあメーちゃん』

心理定規『ごめんそれは勘弁して』

美琴『メーちゃんは、ていとくんの……えっと……』

心理定規『聞けよ。っていうかなんなの垣根、あなた「ていとくん」とかwwちょっとww
       ああ、だからマスコット的愛くるしさに目覚めたのねこのロリコンが!』ウガー

垣根(着ぐるみ)『ツッこむか草生やすかキレるか挙動を一つに絞れや雌豚!』


ギャースカギャースカ


美琴『…………ふ、二人は付き合ってるの?』


ピタッ クルッ


心理定規『はぁ!? じょ、冗談言わないでちょうd』アセアセ

垣根(着ぐるみ)『ないない。こんな悪趣味なアバズレこっちから願い下げだぜ』ケラケラ

234 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/20(日) 14:01:31.30 ID:x3P/IsQm0


心理定規『……………………』シュン

美琴『…………ていとくん?』バチバチ

垣根(着ぐるみ)『な、なぜに帯電していらっしゃるんでしょう美琴ちゃん……?
           い、いや! この「つるもふていとくん」によって全身をカヴァー
           されたいまの俺に恐れるものなんざありはしねえ!』

心理定規『御坂さん、この隙間から手を入れると電流流れるわよ』つファスナー ジー

御坂『ありがとメーちゃん』ヒョイ

垣根(着ぐるみ)『おいぃぃぃぃぃいいいいぃぃぃぃい!!!!????』





バリバリバリバリバリィッ!!





235 :>>1 ◆weh0ormOQI2011/11/20(日) 14:02:37.05 ID:x3P/IsQm0


垣根(黒焦げ)『』プスプス シュー

心理定規『ふぅ…………ありがと。なんだかちょっとスッキリしたわ』

美琴『メーちゃんみたいな綺麗な人にあんなヒドイこと言うなんて、ていとくんも
    大概デリカシーがないわよね』

心理定規『きっ……!? そ、それよりあなた、この男とこんな肥溜で待ち合わせして
       どこで、で、デートするつもりだったのかしら』ソワソワ

美琴『「大人の世界の楽しみ方を教えてやる」って言って、違法経営の裏カジノに』

心理定規『死 になさいこのバ垣根!』ゲシッ

垣根(黒焦げ)『ってえ! なにしやがんだゴルァ!! アタマ足蹴にしやがって
          俺の数十億を超える資産価値有する脳みそにもしものことがあったら
          どう責任とんだクソアマ!』

心理定規『重大な誤作動起こしてないか一度人間ドッグにでも入って確かめてきなさい!
       こんな純粋な子になに教え込もうとしてるのよ!!』

垣根(黒焦げ)『なにって[ピーーー]だよ言わせんな恥ずかs』

心理定規『言わせないわよ!? ってああもう言ってるし!』


ギャースカギャースカ


美琴『やっぱり、仲良いなぁ…………憧れるな、ああいうの』キュン

236 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/11/20(日) 14:04:13.34 ID:x3P/IsQm0
AA_144144368015472900.gif
三下とシスターがなかなか出てこないンですけどォ
次回も第一話の後日談的なビデオ上映会で丸々消費しちゃいそうな感じです
だってこの連中いくら喋らせても飽きないんですもん
じゃあまた来週お会いしましょー

291 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/12/24(土) 22:50:21.89 ID:7+K5QztL0


【水曜日 とあるファミレス】



美琴『………………』キョロキョロ



麦野『お、来た来た。こっちよ御坂ー!』

絹旗『ほ、ほんとに御坂美琴を連れてくるとは思いませんでした……』

滝壺『私たちは会うの初めてだったっけ。あれ、はまづら、ふれんだ、どうしたの?』

フレンダ『い、いや、その……私、第三位と昔直接ドンパチやりあってるから顔合わせ
      づらいっていうか』

浜面(俺なんて母親ぶっ殺そうとしてたし…………ああ、胃が痛い)キリキリ

麦野『心配すんじゃないわよフレンダ、さっぱりしたヤツだからその辺は水に流して
    くれるって。現に私だってかつてガチで御坂と殺し合った仲で』



美琴『…………あ、しずりん!』ノシ タッタッタ

麦野(ってしまった呼び方矯正すんの忘れてたぁぁぁ!!!!)

292 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/12/24(土) 22:51:04.63 ID:7+K5QztL0


麦野『…………』チラッ

絹旗『…………』

滝壺『…………』

フレンダ『…………』

浜面『あれ? あいつ今麦野の方見ながらアホみたいな』

麦野『はぁまづらぁぁぁぁ!!! 口は災いのもとってテメエの辞書には載ってねえの
    かぁぁぁあ!!!!』



チュドーンチュドーン



浜面『うをぉぉぉぉいいい!!!!??? ちょ、ま、麦野さん! ここファミレス!
    公共の場! だから矛を収めてしずりーん!』テヘッ

麦野『愉オブ確定ね』

浜面『あぁんやっぱり』

293 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/12/24(土) 22:52:04.17 ID:7+K5QztL0



シュゴーンバギャーン ティウンティウンティウン



フレンダ(ホント、浜面って地雷を率先して踏みにいってくれるよねー)

絹旗(この上なく優秀な弾よけだと認めざるを得ませんね)

滝壺(そんなはまづらを頼りにしてる)ポワポワ

絹旗(バカップル超乙)

フレンダ(頼りにしてても結局、口には出さないってワケよ)

滝壺(角が立っちゃうからね)



美琴『……あのー』

絹旗『超うおっとぅ!』

滝壺『はじめまして、みさか』ニコ

美琴『あ、こちらこそはじめまして』ペコリ

フレンダ『…………』

294 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/12/24(土) 22:53:11.94 ID:7+K5QztL0


フレンダ(……どうしたって気まずいものは気まずいってわけよ)

美琴『皆さんがしずりんのお友だちの、「アイテム」の方々ですか?』

フレンダ『ぶっ』

美琴『あれ。あなた、前に実験施設で』

フレンダ『あー、あっと、その……お、お久しぶりー』ニヘラ

美琴『そっか、しずりんの友だちなんだから、あの時の人もいるに決まってるわよね』

フレンダ『ぷっ(し、しずりんしずりん連呼するの止めて……!)』クスクス

美琴『しずりんが名前言ってたような気がするわね。えっと、確か』

フレンダ(わざとやってんのかなこの子)ハライタイ



美琴『ドジっ子フレ/ンダたん!』



フレンダ『あるェェーーーッッ!? なんか懐かしい記号入ってるぅぅ!?』

295 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/12/24(土) 22:54:10.31 ID:7+K5QztL0


麦野『あー、すっきりした』

滝壺『おかえりむぎの。おつかれさま、はまづら』

浜面『最近なぜか「原子崩し」の雨嵐から生還する確率が上がってる自分が怖い。
    いや、わりとまじでね? なんか俺どんどん人外に近づいてってね?』

絹旗『キモイです浜面』

浜面『自意識過剰だってのかよ。毎日毎日連続エネルギー波の的にされる俺の身にも
    なってみろってんだ』

絹旗『そうでなくてもキモイです浜面』

浜面『存在が!?』



フレンダ『ちょっと麦野、断固抗議したいことがあるんだけど! 私のニックネームが
      ヒドイことになってる件についてkwsk!』

麦野『フレンダ
    だから
    仕方がない』

フレンダ『!?』

美琴(テンポのいい漫才だなぁ……)カンシン

296 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/12/24(土) 22:55:32.69 ID:7+K5QztL0



十分後



麦野『じゃ、だいたい自己紹介は終わったわね。かくかくしかじかという訳だから
    仲良くしてやってちょうだい』

フレンダ『四角いキューブ、って丸投げされても意味がわかんないワケよ。
      こういう時こそ今北さんの本当の出番じゃないの?』

美琴『しずりんと仲良くなりたいから
    お友だちと一緒にガールズトーク
    ゲコ太かわいい』

滝壺『把握』

絹旗『超把握しました』

浜面『えー……』

フレンダ『うっそーん……』

美琴『私も把握したわ。ボケ専の滝壺理后さん、基本ボケの絹旗最愛さん、両面こなす
    しずりん、その他にツッコミ二人の構成ね。うん、覚えた』

浜面『覚えてない覚えてない! 大事な情報が二つほど抜けてんぞお嬢ちゃん!!』

フレンダ『必要ない情報はオンパレードだし! 五人組お笑いグループってそれなんて
      超新塾? ああもう、二人いてツッコミが追いつかないとかどんだけー!?』

297 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/12/24(土) 22:56:36.77 ID:7+K5QztL0


麦野『ツッコミH、さっさと日課のドリンクバーとテーブルの反復横飛びやんなさいよ』

浜面『せめてナンバリングはAでお願いできませんか』

美琴『ああ、あなたがドリンクバー往復係の……はま……いや、うま……?』

浜面『迷うなーーっ! そこで迷ったらもう戻ってこれないぞー!』

絹旗『消息不明なのはキモ面の人間としての尊厳だけですけどね』



美琴『そうだ、お馬のヅラさん!』

浜面『ヅラじゃない浜面だ……ってやかましいわ!! 最終的に霊長類にすら着地
    しそこねてるとかもうね! こんなフルボッコな俺を癒して滝壺さぁん!』グスッ

滝壺『どうどう、そんなうまづらでも私は愛してるよ』

浜面『た、滝壺…………やっぱ俺にはお前だけが心のオアシスだ』ブワッ

298 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/12/24(土) 22:57:43.32 ID:7+K5QztL0


イチャイチャ イチャイチャ


絹旗『さあ本日も始まりました桃色時空』ハァ

美琴『さすが……! あれが音に聞こえし禁書界随一の純愛カップルなのね』メモメモ

麦野『随一っつーか唯一っつーか』

フレンダ(アベックっていうか……ダメ馬と調教師の取り合わせにしか見えないのは
      私だけってワケ? なにこの壮絶なアウェー感)

美琴『ヅラさんの彼女のりこりんさん、かぁ…………男の人って、やっぱりああいう
    守ってあげたくなる感じがいいのかな』ガックシ

麦野『自信持ちなさいって。そりゃあ滝壺は一種の理想形かもしんないけど、あれは
    浜面のストライクゾーンど真ん中ってのも大きいのよ』ポンポン

フレンダ『……この、(麦野的に)常軌を逸した面倒見の良さ…………はっ! アンタ
      もしかしなくても、麦野の皮を被った偽物ってワケね! あるいはしずりん
      という名の他人格』


チュドーン


麦野『なんか言った?』

フレンダ『』フルフル

299 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/12/24(土) 22:59:23.60 ID:7+K5QztL0


絹旗『御坂さん御坂さん』クイクイ

美琴『なぁに、絹旗さん』

絹旗『ぜひぜひ、私にもニックネームをつけてもらえませんか!』キラキラ

フレンダ『「にも」ってなに!? まさか「フレ/ンダ」正式採用されちゃったの!?』

絹旗『ちょっと超うるさいですよフレ/ンダ。私はいま御坂さんとお喋りしてる最中です』

麦野『Hがあのザマだから代わりにスープ運んどいてよツッ/コミF』

フレンダ『「/」が本体みたいになってるぅぅ!!』

麦野『お、その方が短くて呼びやすそうね。/、―、\、|、/。今度からこれでいくか』

フレンダ『発音が迷子なんだけど! なんか回転してるし……ってバキュラだこれー!?』

麦野『アンタビーム一発で「/」入るくせにザッパー256発も耐えられんの?』

フレンダ『誰がまな板やねん。P○vitaも発売されたこのご時世に中学生がついてこれる
      話題じゃないと思うワケよ……』チラッ

300 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/12/24(土) 23:01:31.91 ID:7+K5QztL0


美琴『うーん。正直、「最愛」って名前が綺麗すぎていじくりにくいなぁ』

絹旗『えー。そんなこと言わずに超お願いしますよー』ブーブー

美琴『じゃあニトロゲン絹旗とか』

絹旗『なにそのリングネーム』


キャピキャピ ヤイノヤイノ


フレンダ『ガンスルーですかそうですか』

滝壺『…………なんだかきぬはた、私たちといるときより楽しそうだね』

浜面『時々忘れそうになるけど、あいつらってまだ中学生なんだよな……』

フレンダ『絹旗は与えられた仕事をしっかりこなすし、御坂も雑誌とかで大人びた顔
      ばっか見せてるからねー。結局、ついつい大人扱いしちゃうのよ』

滝壺『……わたし、きぬはたは子供扱いされたくないんだろうな、って勝手に思ってた』

フレンダ『プロとして対等に見てほしい。そんな願望は昔から透けて見えてたけどね』

麦野『…………』

浜面『なあ、麦野』

301 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/12/24(土) 23:02:43.12 ID:7+K5QztL0


麦野『なによ』

浜面『よかったのかよ、御坂を“こんなとこ”に連れてきて』

麦野『……いいのよ、別に。アイツら楽しそうだし』

浜面『……へぇ』

麦野『何様のつもりよ、そのニヤケ面』

浜面『だって、なあ?』

滝壺『うん。むぎの、みさかの話をするようになってから変わったよ』ニコニコ

麦野『あ゛ぁん? 私の何が変わったって?』

フレンダ『前から唯我独尊で享楽的ではあったけどさ。麦野ってなんか、根本のところで
      人生諦めてる感じがあったよね。どうせ暗部からは一生抜けられないんだ、ってさ』

麦野『…………!!』

302 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/12/24(土) 23:03:45.73 ID:7+K5QztL0


滝壺『でもね、今のむぎのはすごく良い意味で前を向いてるって、私たちはそう思うよ』

浜面『最近お仕事に出る回数もめっきり減ったよなー。実はお前、俺たちに内緒で断って
    んじゃねえの?』

麦野『…………上からの指令の絶対数が減っただけよ。私はなーんもしてないにゃーん』

フレンダ『まあ、いずれにせよいい事じゃない? ああやって子供が年相応の振る舞いを
      してられるのは世界が平和な証拠ってワケよ』



美琴『N^2ガールモアイちゃんってのはどう?』

絹旗『なんで頑なに能力と結び付けたがるんですか!? だいたい「窒素」って付く
    能力者なら他にも超います! いい年こいてイルカのぬいぐるみでキャラ固め
    してる、普段悪ぶってるけど素は泣き虫なボンバーランスちゃんっていうのが』

美琴『……はっ! ナイトロジェンシス』

絹旗『それ以上いけない』

303 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/12/24(土) 23:05:03.56 ID:7+K5QztL0


滝壺『むぎのはみさかみたいに生きることを、「諦めるのを諦めた」ってことだよね?』

麦野『……日和ってんのは勝手だけど、妙な期待してるといざって時が辛いわよ。
    所詮私らは、どこまでいっても掃き溜め住まいのクソッたれなんだからね』

浜面『へいへい、せいぜい束の間かもしれない平穏を満喫させてもらうぜ』

フレンダ『結局、いつの時代も平和は永遠ならざるものってワケよ』

滝壺『ダメかも、って思っても手を伸ばすのは大事なことだよ』

麦野『滝壺は理想論者ねぇ。あの統括理事長サマが現状に満足してるとは思えないけど』

浜面『あー……トップにしろ上層部にしろ、腹に一物抱えてる奴が目白押しだもんな……』

フレンダ『不穏なフラグ連発してシリアス路線にテコ入れですね、わかります』

滝壺(……………………本当に、そうなのかな?)

304 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/12/24(土) 23:06:31.30 ID:7+K5QztL0


【特別編 その頃の☆】


プカプカ


アレイスター『よく来てくれたな、土御門元春』

土御門『急にどうした、アレイスター? 俺はこれから愛しのマイラブリーシスターと
     ギシギシアンアンする予定だったんだが』

アレイスター『……なにをナチュラルに一線を飛び越えているんだ、君は。まあいい、
        緊急事態だ。君の力を借りねばならなくなった』

土御門『ぶっちゃけダルい。万年ビーカー暮らしのお前にはわからんだろうが、いただく
     寸前でお預けをくらうってのは色々ときついんだぞ』

アレイスター『君の下半身の情事…………もとい事情など知ったことではない』

土御門『あぁん? お前それは俺のマグナムみならず俺が舞夏に捧ぐ愛、ひいては舞夏
     の存在そのものに対する挑戦ととって構わないんだな?』

アレイスター『落ち着け、何を言っているのか意味が分からないぞ。ことは君が考えて
        いるより遥かに、抜き差しならないところまで進行している』

土御門『いつものことながらまわりくどいな。簡潔な説明をお願いしたいものだ』

305 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/12/24(土) 23:07:59.90 ID:7+K5QztL0


アレイスター『イギリス清教と「妹達」の間で、深刻な利害対立が発生している。
        放置すれば第四次大戦に発展しかねないほどの、な』

土御門『なん……だと……?』

アレイスター『事件の首謀者は二人。一人は君もよく知るイギリス清教最大主教、
        ローラ=スチュアート』

土御門『馬鹿口調が、またぞろ良からぬ企てに走ったのか……それで、もう一人は?』




アレイスター『いま一人は「妹達」検体番号20001、通称「打ち止め」と呼ばれる個体だ』




土御門『………………………………はい?』

アレイスター『よく聞こえなかったか? ローラ=スチュアートと最終信号が対立して、
        所属勢力同士の全面戦争の様相を呈しつつある、と言っている』

306 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/12/24(土) 23:09:58.89 ID:7+K5QztL0


土御門『(そんな重大事が俺の耳に入らないはずがないんだが……)……対立の原因は』

アレイスター『個々の勢力ごとに複雑な相関図を描いて、私も全容は掴みかねているのだが。
        台風の目となっているのは、毎度お馴染み「幻想殺し」だ』

土御門『ああうん、そこはそんな気がしてた。カミやんの周囲ではちり紙交換並みの
     気安さでM8クラスの大地震が定期的にやってくるからな。しかし女狐と
     最終信号とカミやんだと? 接点がまったく見えないぞ』

アレイスター『私が事態の把握を手間取ったのも、君とまったく同じ疑念を抱いたからだ
        しかしこの三人の間に、とある二本の補助線を引くことでその問題は綺麗
        に解決する』

土御門『舞台の主役は出揃ってない、ってワケか。で、その補助線の名前は?』

アレイスター『…………二本の線はその性質上、トレードオフの関係にある。あちらを
        立てればこちらが立たず。ハーレムルートなど現実には成立し得ないのだ』

土御門『だからさっさと要点を…………は? お前、今なんて』

アレイスター『二大勢力の闘争の背景にある思想。それは――――』

307 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/12/24(土) 23:11:50.45 ID:7+K5QztL0




アレイスター『「上イン派」と「上琴派」だ』


土御門『帰るわ俺』




308 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/12/24(土) 23:14:29.99 ID:7+K5QztL0


アレイスター『なんだと!? 土御門、君はまさか第三勢力「上神派」だというのか!?』

土御門『日本語でおk』

アレイスター『ローラにしろ最終信号にしろ、彼女らは「ナマモノ」カップリングの取り扱い
        における最低限のマナーがわかっていないというのだ!』

土御門(……上神って、上条×神裂か? いや上条×神浄って可能性も……疲れてるな、俺)

アレイスター『そういった嗜好が界隈に存在するという事実は、当人にはまかり間違っても
        知られてはならない! ましてや本人たちに凸してカップリングを強要する
        などカプ厨の風上にもおけぬ愚挙!!』

土御門『ちょっ、待て! 凸したのか、イギリス清教が!?』

アレイスター『ローラ=スチュアートめ、「ウチの娘を嫁にどうか」などと直々に打診する
        腹積もりだったらしい。幸い、すんでのところで日本行きの便に乗ろうと
        する最大主教を神裂火織とステイル=マグヌスが取り押さえ相当苛烈な
        拷問を加えたようだが。あの女狐ときたらまだ懲りずに………………』ブツブツ

土御門(ほっ……あの二人はまだ正気だったか)

309 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/12/24(土) 23:17:07.60 ID:7+K5QztL0


アレイスター『そもそもカップリングとは諸行無常にして生々流転、自然に事態が流れゆく
        様をニヨニヨして観察するのが健全な楽しみ方だ』

土御門『「滞空回線」からの映像をキモイ面して眺めながらの台詞でさえなきゃあ、共感
     できなくもないんだがな』

アレイスター『そういうわけで、イギリス清教では辛うじて自浄作用が働いているようだ。
        よって君には「妹達」への対処に当たってもらいたい』

土御門『…………一つ確認しておくが、「妹達」は全員上琴派なのか?』

アレイスター『さすがの着眼点だな。彼女らの中には最終信号の命の恩人である禁書目録
        萌え派閥も存在しており、日夜血で血を洗う抗争を繰り広げている…………
        ここまで言えば、あとは分かるな?』

土御門『分かりたくなかったにゃー』

アレイスター『冥土返しの協力は取りつけてある。作戦の詳細に関しては彼からレクチャー
        を受けてくれ。上々の戦果を期待しているぞ』キリッ




土御門『…………………………一方通行、学園都市は今日も平和ですたい』ボソッ
310 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/12/24(土) 23:19:09.44 ID:7+K5QztL0

現在 とあるファミレス
AA_144144380490791900.gif

一方通行「アレイスターェ…………学園都市はもうダメかもわからンね」

海原「その後MNWのアカウントを複数取得した土御門さん渾身の煽り工作により、
    妹達は内部分裂を起こして活動を停止した模様です。他人の恋愛に横から
    あれこれと口出しするものじゃありませんよねー」

一方通行「ブゥメラン、海原くンブゥメランー!」

海原「そんなこんなで学園都市は、一部の人々の懸念をよそに今日も快晴なのでした」

一方通行「クーデター起こしてェ……」

328 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/12/31(土) 17:00:25.24 ID:VImMrTW10


【木曜日 常盤台中学校】



ズラーッ


食蜂派閥A『女王様女王様、学会に提出する私の論文を読んでください!』

食蜂派閥B『ちょっとあなた、私が先に並んでたのよ! 女王、今度開催する派閥対抗
        テニス大会の要綱が完成したので目を通して頂けませんか?』

食蜂『んー、ごめんなさいねぇ。私ちょっと、これから外せない用事があるのよぉ』



美琴ファンA『御坂様、放課後はいかがお過ごしになるのですか?』

美琴ファンB『よろしければわたくしたちのお茶会に参加していただけません?』

美琴『えっと、ごめんなさい。今日は先約があるのよ。また今度誘って頂戴ね』ニッコリ

美琴ファンA『はうぅ!///』

美琴ファンB『ちにぃ!?///』

美琴『?』

329 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/12/31(土) 17:01:06.70 ID:VImMrTW10


バッタリ


食蜂『あ』

美琴『あ……! みさきせn』



食蜂派閥『出たわね、御坂様派閥!』

美琴ファン『そういうあなた方は食蜂様派閥ではありませんの』


バチバチバチッ


美琴『…………』ションボリ

食蜂『…………はぁ』ヤレヤレ

330 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/12/31(土) 17:02:41.43 ID:VImMrTW10


食蜂派閥A『今度の試合が楽しみですわね。一撃でコートの錆にしてさしあげますわ』

美琴ファンA『あまり強い台詞を吐くと弱く見えますよ? テニスに逆転ホームランは
        ないのだという現実を教授してさしあげます』

食蜂(なにその常識の通用しないテニス)

食蜂派閥A『確かに我々食蜂派は前大会で、あなた方御坂派の「一人ダブルス」という
        奇策に嵌まりましたが……二度目はありませんわ!』

美琴(そもそも私、派閥なんて作った覚えないんだけど……)

美琴ファンA『いつから「一人トリプルス」ができないなどと錯覚していた?』

食蜂(なん……だと……)

331 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/12/31(土) 17:04:23.83 ID:VImMrTW10


食蜂派閥A『な…………に……? ち、散れ!』フイウチデサーブ!

食蜂『どこからボールとラケットを!?』

美琴ファンB『ボールにオーラを集中させることで威力を高めている……避けるのよA子!』

食蜂『オーラ!? AIM拡散力場じゃなくて!?』

美琴ファンA『滅びよ……』レシーブ

食蜂派閥B『あっさり返した! なんてデタラメな!』

食蜂派閥A『ぬぅっ!』ヒョイ

美琴ファンB『う、上手く避わした!』

食蜂『避けたら相手のポイントだけど!?』

美琴ファンA『ふふ、やりますね』

食蜂派閥A『おほほ、あなたこそ、腕を上げたようですわね』

食蜂『そういうスポーツじゃないからこれ!! ああもう、超人テニスの応酬力で
    テニスコートが二面ぐらい無くなっちゃう予感がするわぁ……』

美琴(みさき先輩も大変だなぁ……)

332 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/12/31(土) 17:06:08.90 ID:VImMrTW10


【同日 放課後 とある喫茶店】



食蜂『そういうわけだから、今の私の癒しは美琴ちゃんとのティータイムだけなのよぉ』

美琴『最近派閥間抗争が目に見えて激しくなってて……私そんなのどうでもいいのに』ションボリ

黒子『ははぁ。それで食蜂さんとおおっぴらに仲良くできないんですのね』

食蜂『…………』

婚后『わたくし、転校から長くないのでよく存じ上げていないのですが……常盤台って
    こんなトンデモ学校だったのですか?』ハテ

食蜂『………………あのぉ』

美琴『日本がテニス後進国の島国だったのも、今となっては昔のことなの』

婚后『まぁ』

食蜂『ちょっとぉ、美琴ちゃん』

美琴『?』キョトン

333 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/12/31(土) 17:06:58.48 ID:VImMrTW10


食蜂『いやん首傾げてるところもかーわーいーいー、じゃなくて!』

美琴『みさき先輩、どうしたの?』

食蜂『はうぅぅ、この瞬間のために生きてるわぁ…………でもなくて!』

婚后『話には聞いてましたが食蜂さん、本当に美琴さんにデレデレですわねー』

黒子『お姉さまの魅力が精神感応系能力の頂点に打ち勝つレベルに達しているという
    何よりの証明ですの』フンス

食蜂『……あなたたち、どうしてこの場にいらっしゃるのぉ?』

美琴『あ、光子ちゃんと黒子は私が呼んだの』ニッコリ

食蜂『もうやめてそのスマイルなんでも許したくなっちゃ…………“光子ちゃん!?”』

美琴『先輩、なんか顔が般若のごとく引きつってるけど』

婚后『そんなことより美琴さん、わたくしこの「らぶらぶぱふぇ」なる一品に興味がありますわ。
    二人一組で注文するらしいのですけど』

美琴『えー。そういうのって女同士で頼むものじゃないわよー』アハハ

食蜂『…………え、え、え。あなたたち、名前で呼び合うほど仲良かったのかしらぁ?』

334 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/12/31(土) 17:08:33.68 ID:VImMrTW10


美琴『よくぞ聞いてくれました! 「超電磁砲」こと御坂美琴と「空力使い」こと婚后光子!』フンス

婚后『二人揃って常盤台の風神雷神コンビとはわたくしたちのことですわ!』フフン

二人『『ねー♪』』



食蜂『』

黒子『くぅ……大覇星祭以降、すっかりお姉さまの親友ポジに収まってしまいましたの』

美琴『私、同学年の子でこんなに仲良くできる人って初めてだから』ニコニコ

婚后『クラスの方はいつも美琴さんを遠巻きにしてますものねー』

美琴『……………………それって、私がぼっちだって言いたいの?』ズーン

黒子『とんでもないですわ、お姉さま! 皆さん、お姉さまの放つレベル5オーラの神々しさに
    近づきがたいものを感じているだけですの!』

美琴『結果的に孤立してることに変わりはないんだけど……』ズズーン

黒子(最近お姉さまの取り扱いがちょっと面倒になってきましたの)

335 :>>1 ◆weh0ormOQI[saga]:2011/12/31(土) 17:09:47.25 ID:VImMrTW10


食蜂『…………んー、確かにそれは否定できないでしょうねぇ。今までの美琴ちゃんって、
    常盤台の中では白井さんにしか心開いてない感じがしたもの』

黒子『それはつまり黒子こそが唯一無二のお姉さまラヴァーだということでFA!?』ハァハァ

美琴『ごめん黒子。黒子が出てくると話がややこしくなるから黙ってて』

黒子『近年希少なツンお姉さまを堪能できるのは黒子だけの特権ですの』ウヘヘ

婚后『確かに白井さんはオンリーワンですわね、色んな意味で』



食蜂『でもねぇ、近頃美琴ちゃんを中心に常盤台の勢力図が塗り変わりつつあるって知ってた?』

美琴『え?』

食蜂『実を言うとね、ウチの派閥も美琴ちゃんへの態度を巡って分裂寸前なのよぉ』

婚后『へ!? と、常盤台最大派閥が、内部崩壊!?』

黒子『つまり、お姉さまを派閥に迎え入れて双頭体制を築くか、距離を保ってあくまで
    保守姿勢を貫くか……という抗争ですのね! なんだか永田町の蛇の喰らい合い
    みたいでwktkしてきましたの!』

美琴『え、ええええ!? そ、そんな大事に!?』アタフタ




posted by SS at 23:03| Comment(0) | とある魔術の禁書目録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。